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おぢばにおかえり
第七十六話 次の日も会ってその七

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「滅多に」
「僕の通っていた中学校他にも碌でもない先生多かったんですが」
「新一君が通っていた中学校が異常だったのよ」
「そうなんですね」
「というか奈良県の教育ってどうなってるのよ」
 他の先生のことはわからないですがそんな先生がいること自体がおかしいです。
「クビ以前に不採用にならないの」
「コネっぽいですね」
「コネでも問題でしょ」
 そもそもです。
「それで新一君部活入らないのね」
「暴力の現場見たんで」
「そうなのね」
「それでも楽しく過ごしてるんで」
 だからだというのです。
「いいです、じゃあ参拝行ってきます」
「またね」 
 こうお話してでした。
 私は新一君を送り出しました、そうしてから私は思いました。
「毎日来てるから」
「彼氏さん送り出してる感じかな」
「違います」
 次郎さんが笑って言ってきましたが即座に否定しました。
「後輩君です」
「今はそうだね」
「これからもです」 
 何で今は、なのか全くわからないです。
「どう変わるんですか」
「変わるよ、千里ちゃん別に阿波野君のこと嫌いじゃないよね」
「嫌いではないですね」
 私もこのことは否定しませんでした。
「別に」
「そうだよね」
「はい、何故か私には遠慮しないですが」
 それでもです。
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