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イベリス
第百十一話 喫茶店での出会いその八

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「騒いでた連中とかがな」
「お巡りさんや自衛官の人達嫌いなんですね」
「そんな捕まる様なことしてたらな」
「犯罪を」
「そりゃ嫌うさ」
 警官や自衛官をというのだ。
「権力がどうかじゃなくてな」
「犯罪者ですね」
「主張してもいいんだよ」
 マスターはまたこれをよしとした。
「けれどな」
「暴力は駄目ですよね」
「それは本当に犯罪だからな」
 それ故にというのだ。
「もうな」
「やったら駄目ですね」
「そんなことしようとまだ企んでいたら」
「警察や自衛隊嫌って」
「そこにいる人達もだよ」
「そうなりますね」
「それが学校の先生だったりするしな」 
 これも日本の現実である。
「活動家とかに一番近いのがだよ」
「学校の先生ですね」
「日本だとな、それでな」
 その為にというのだ。
「先生もだよ」
「日教組にいる先生とか」
「あそこも同じだからな」
 プロ市民や活動家と言われる連中と、というのだ。
「考えがな」
「それで、ですね」
「そういう組織嫌いでな」
「色々言うんですね」
「けれどな」
 それがというのだ。
「普通の人はな」
「法律の中にいてですね」
「普通に暮らしている人はな」
「警察や自衛隊とかな」
「嫌う理由ないですね」
「警察や自衛隊は武力持ってるからな」
 銃などで武装していてだ。
「組織でまとまってるだろ」
「それで革命起こすならですね」
「あと自分達が好き勝手したい為にもな」
「邪魔ですね」
「だからな」
 それ故にというのだ。
「そうした組織をだよ」
「嫌うってことですね」
「そんな連中の言うことは無視してな」 
 そしてというのだ。
「普通にな」
「お巡りさんや自衛官の人達を格好いいと思う」
「そんなこと言う連中に限って北朝鮮が大好きだったりするんだ」
 これは日教組もだ、何しろこの組織のトップが理想の教育は北朝鮮のそれだと言っていた位である。
「あそこがな」
「あそこってもう」
「独裁者が世襲でな」
「将軍様が」
「軍隊だってな」
「無茶苦茶大きいですね」
「警察なんか秘密警察なんてあるんだ」
 独裁国家の特徴の一つだ、元々北朝鮮はその存在が有名だったソ連を真似た国家であるのでそうした警察も当然存在している。
「もうな」
「日本どころじゃないですね」
「そんな国とな」
 それこそというのだ。
「日本どっちがましか」
「馬鹿でもわかりますね」
「そうだろ、日本のお巡りさんや自衛官の人達はな」
「安心していいですね」
「頼りにしてな」
 そうした人達だというのだ。
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