第三十話 勇気その三
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「どうやら」
「そうよね」
「あと俺達の拠点の議事堂にな」
即ち国会議事堂にというのだ。
「都庁もだな」
「今お兄ちゃんそこにいるみたいよ」
「そうなのか」
「あそこから来たのを見た子がいるの」
神威にこのことを話した。
「それでね」
「今はあいつは都庁にいるんだな」
「そうみたい、だからね」
「都庁も結界か」
「前の知事さんが建てることに凄いこだわったけれど」
「そうだったな、何か異様にだ」
神威も前の都知事のこと彼が聞いた話を思い出して答えた。
「ただあの建物にいたいだけとはな」
「思えなかったわよね、神威ちゃんも」
「節ぜoに思っていた」
まさにというのだ。
「どうもな」
「その理由もね」
「結界だったからか」
「そうみたいなの」
「だから建ててか」
「そしてね」
そのうえでというのだ。
「結界として色々していたのかもね」
「結界が壊れない為にか」
「そうかもね」「そうだったか」
「あとレインボーブリッジ、井の頭公園、サンシャイン60,中野サンプラザとか」
「そうした場所が結界だな」
「特にね」
小鳥はここで一呼吸置いて話した。
「東京タワーね」
「あそこはか」
「東京でも特に強いね」
そうしたというのだ。
「結界みたいよ」
「地の龍は全ての結界を壊してだ」
「東京を破壊して」
「ひいてはな」
「人間を滅ぼそうとしているのね」
「そうだ、東京は世界の結界だ」
人間の世界を守護するというのだ。
「だから東京を守る結界が破壊されるとな」
「世界も破壊されて」
「人間は崩壊する」
「そうなるのね」
「だからな」
「世界を守る為にも」
「結界を破壊させない」
絶対にというのだ。
「俺達はな」
「それが天の龍の人達のすべきことね」
「そうだ、だからな」
それが為にというのだ。
「俺達は戦う」
「そういうことね」
「今のところ戦いは起こっていないが」
「やっぱり起こるわね」
「天の龍も地の龍も全員揃った様だ」
双方がというのだ。
「それならな」
「やっぱりね」
「戦いは間もなくはじまる」
「そうよね」
「だからな」
それでというのだ。
「俺も戦う」
「そうするわね」
「その時はな」
「わかったわ、ただ死なないでね」
「わかっている、俺は死なないしだ」
神威は微笑んでだ、小鳥に応えてさらに話した。
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