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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第四百一話 希望の火 その2
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そう、 動いている相手に銃弾を当てることほど、難しいことはないのだ。
ジエータイ員どもは、とっさに突撃してくる俺に向かって発砲。
しかし、敵の銃口の向きを見ていた俺は、すぐに横に移動。
そして、ジエータイ員が次の発砲を行うために、俺に銃口を向けるその隙に。
俺は両手に持った、ひもで縛ってある大量の武器をバットのように振り回し、ジエータイ員一人の頭部を殴る。
すぐに気絶して、地面に倒れるジエータイ員。
最後の一人のジエータイ員が視線を地面に倒れるジエータイ員に向けたその隙に、俺は全身を使って、ジエータイ員にタックル。
ジエータイ員と共に地面に倒れる俺。
俺はジエータイ員にまたがった状態で、ひもで縛った大量の武器を束を振り上げる。
俺は振り上げた大量の武器で何度もジエータイ員の頭部を殴る。
ジエータイ員が白目を剥いて突然、痙攣し始める。
頭部に強い衝撃を起こしたことが原因だろう。
対人戦で重要なのは相手の目の動きを見ることだ。
目の動きを見れば、相手の次の手も読める。
しかし、戦闘慣れしている者に、その常識は通用しない。
戦闘慣れしているものは、そのことを知った上で、あえて、視線を向けた先とは別の方向から攻撃してくるのだ。
つまり、フェイントである。
今回、俺が勝てたのは、相手が実戦慣れしていない、日本のジエータイ員どもだったからだ。
二人のジエータイ員の殺害に成功するも、燃えた山中での激しい運動のせいで、一酸化炭素中毒による、めまいがひどくなっている。
おそらく、上のほうの火が徐々に下の木々に燃え移っているせいだろう。
俺は死亡したジエータイ員どもの死体から銃を奪う。
奪還した武器を縛っているヒモをほどく。
そして、その中に奪った銃を加え、再びヒモでぐるぐる巻きにして縛る。
荷物の重量が増えたぶん、移動速度は遅くなったが、戦力は増えた。
たかが2丁の銃だが、弾丸一つで、人は簡単に死ぬ。
つまり、銃は、場合によっては、弾丸の数だけ人を殺せるということだ。
紅軍連合にとって銃は、ある意味、メンバーよりも大事なのかもしれない。
俺は両手で大量の武器を抱きしめて、ひたすら走る。
ひどいめまいに耐えながらひたすら走る。
あとは、生き残るだけだ。

次回予告 希望の火 その3

※この物語はフィクションです、実在する人物及び団体には一切関係ありません。
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