暁 〜小説投稿サイト〜
美少女超人キン肉マンルージュ
第2試合
【第2試合】 VSノワールプペ(4)
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
の銃撃を、全て紙一重で避けきっているう! すごい! すごい! すごおおおぉぉぉい!」

 マリは静かに口を開く。

「グレート・ザ・屍豪鬼との試合と、同じね」

「はいですぅ。あれはラーメンマン様の体裁きですぅ。相手の技の発動を先読みして、確実に避けてしまう超高等技術ですぅ。ですので、いくら超高速で攻撃されても、全て避けることができるのですぅ」

 そうとは知らずに、悪魔将軍プペはダイヤモンドの銃弾を撃ち続ける。

「ずきゅーん! ずきゅきゅーん! ずきゅきゅきゅずきゅずきゅずっきゅきゅきゅーーーんッ!」

 しかしキン肉マンルージュは、最小限の動きで全ての銃撃を避けてしまう。

「プペペーッ! んもう! あたるキがしないー! ぜーんぜんしなーい! ちきしょー! もういい! もういいもーんだ!」

 悪魔将軍プペはぷりぷりと怒りながら、キン肉マンルージュを指差す。

「もうおこった! これなら、どーだあ!」

 悪魔将軍プペは全身に力を込めて、思いきり踏ん張る。すると、悪魔将軍プペの身体はギラギラと輝きだし、だらだらと汗をかき始めた。

「たくさん、たーくさん、ダイヤモンドをつくっちゃうもんねーだ!」

 ギラついた輝きを放つダイヤモンドの汗は、悪魔将軍プペの身体上を移動し、両腕に集まっていく。

「プペプペプペプペプペッ! これだけあれば、ぜーったいに、よけられないよーだ!」

 悪魔将軍プペは両手を握り合わせ、両腕を伸ばす。そして握った手を、キン肉マンルージュに向ける。

“ぞっくううぅッ”

 キン肉マンルージュとミーノの背中に、冷たすぎる悪寒が走り抜ける。

「キ、キン肉マンルージュ様! 気をつけてなのですぅ!」

 ミーノがしゃべり終える前に、キン肉マンルージュは悪魔将軍プペに向かって、走り出していた。

「恐い……怖い……すっごく嫌な感じ……でも、だからこそ……だよ……」

 キン肉マンルージュは呟きながら、悪魔将軍プペに飛びつく。

「プペプペプペプペプペッ! わざわざジブンから、ちかづいてくるなんて、とんだおバカさんだねー。どーしよーもないバカー」

 突っ込んでくるキン肉マンルージュに向けて、悪魔将軍プペは握った手で、狙いを定める。

「ズドゴーン!」

 悪魔将軍プペは言い放つと、大量のダイヤモンドの銃弾を、一気に発射させた。
 まるで散弾銃のように発射されたダイヤモンドの銃弾が、キン肉マンルージュめがけて飛んでいく。

“ずがががががあああぁぁぁんッ!”

 ダイヤモンドの銃弾は、ひとつ残らず、全て、キン肉マンルージュの胸に被弾した。

「きゃあああああッ!」

 銃弾のあまりの激しい勢いに、キン肉マンルージュは吹き飛ばされ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ