第2試合
【第2試合】 VSノワールプペ(4)
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の銃撃を、全て紙一重で避けきっているう! すごい! すごい! すごおおおぉぉぉい!」
マリは静かに口を開く。
「グレート・ザ・屍豪鬼との試合と、同じね」
「はいですぅ。あれはラーメンマン様の体裁きですぅ。相手の技の発動を先読みして、確実に避けてしまう超高等技術ですぅ。ですので、いくら超高速で攻撃されても、全て避けることができるのですぅ」
そうとは知らずに、悪魔将軍プペはダイヤモンドの銃弾を撃ち続ける。
「ずきゅーん! ずきゅきゅーん! ずきゅきゅきゅずきゅずきゅずっきゅきゅきゅーーーんッ!」
しかしキン肉マンルージュは、最小限の動きで全ての銃撃を避けてしまう。
「プペペーッ! んもう! あたるキがしないー! ぜーんぜんしなーい! ちきしょー! もういい! もういいもーんだ!」
悪魔将軍プペはぷりぷりと怒りながら、キン肉マンルージュを指差す。
「もうおこった! これなら、どーだあ!」
悪魔将軍プペは全身に力を込めて、思いきり踏ん張る。すると、悪魔将軍プペの身体はギラギラと輝きだし、だらだらと汗をかき始めた。
「たくさん、たーくさん、ダイヤモンドをつくっちゃうもんねーだ!」
ギラついた輝きを放つダイヤモンドの汗は、悪魔将軍プペの身体上を移動し、両腕に集まっていく。
「プペプペプペプペプペッ! これだけあれば、ぜーったいに、よけられないよーだ!」
悪魔将軍プペは両手を握り合わせ、両腕を伸ばす。そして握った手を、キン肉マンルージュに向ける。
“ぞっくううぅッ”
キン肉マンルージュとミーノの背中に、冷たすぎる悪寒が走り抜ける。
「キ、キン肉マンルージュ様! 気をつけてなのですぅ!」
ミーノがしゃべり終える前に、キン肉マンルージュは悪魔将軍プペに向かって、走り出していた。
「恐い……怖い……すっごく嫌な感じ……でも、だからこそ……だよ……」
キン肉マンルージュは呟きながら、悪魔将軍プペに飛びつく。
「プペプペプペプペプペッ! わざわざジブンから、ちかづいてくるなんて、とんだおバカさんだねー。どーしよーもないバカー」
突っ込んでくるキン肉マンルージュに向けて、悪魔将軍プペは握った手で、狙いを定める。
「ズドゴーン!」
悪魔将軍プペは言い放つと、大量のダイヤモンドの銃弾を、一気に発射させた。
まるで散弾銃のように発射されたダイヤモンドの銃弾が、キン肉マンルージュめがけて飛んでいく。
“ずがががががあああぁぁぁんッ!”
ダイヤモンドの銃弾は、ひとつ残らず、全て、キン肉マンルージュの胸に被弾した。
「きゃあああああッ!」
銃弾のあまりの激しい勢いに、キン肉マンルージュは吹き飛ばされ
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