第2試合
【第2試合】 VSノワールプペ(4)
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
、その他の道具に、変化させることが可能なのですぅ」
ミーノの言葉を聞いて、キン肉マンルージュは頬を膨らませる。
「えーッ! ちょっと! そうならそうと、もっと早く言ってよ! 最初っから、マッスルジュエルを変化させて使えばよかったじゃない!」
「えーと、それは無理だったのですぅ。マッスルジュエルの変化は、適合者様の力の大きさに合わせて、変化の度合いが違ってくるのですぅ」
「わたしの力に合わせて……それってつまり、未熟なわたしには、マッスルジュエルを変化させられないってこと?」
「少なくとも、グレート・ザ・屍豪鬼と戦っていたキン肉マンルージュ様には、マッスルジュエルを変化させられなかったのですぅ。でも、今のキン肉マンルージュ様になら、変化させることができる、そう思ったのですぅ」
悪魔将軍プペは手を銃の形に握り、話し込んでいるキン肉マンルージュに銃口を向ける。
「ずきゅーん!」
子供が鉄砲の真似をするような声で、悪魔将軍プペが言い放つ。同時に、悪魔将軍プペの指先から、ダイヤモンドの銃弾が発射された。
“ぴしゅん”
銃弾はキン肉マンルージュの頬の、すぐ横を通り抜けていった。
「プペ? よくよけたな、おまえー。でも、これはよけられるかなー?」
悪魔将軍プペは身体を揺らして笑い上げ、銃をキン肉マンルージュに向ける。
「ずきゅーん! ずきゅーん! ずきゅーん!」
悪魔将軍はダイヤモンドマグナムを連発する。目で捉えるのが不可能なほどの速さで、銃弾はキン肉マンルージュに襲い掛かる。
“すすッ”
キン肉マンルージュは、ほんの少しだけ身体を揺らした。
そして銃弾は、キン肉マンルージュの身体すれすれのところを通り抜けていく。
「プペプペ? あれー? ……こ、これならどうだー!」
悪魔将軍プペは少しイラつた様子で、ダイヤモンドマグナム連射する。
「ずきゅーん! ずきゅーん! ずきゅんずきゅんずきゅーん! ずきゅきゅきゅきゅーん!」
キン肉マンルージュは悪魔将軍プペと正対しながら、悪魔将軍プペを真っ直ぐに見つめている。そして一歩、二歩と、ステップを踏み、ゆらり、ゆらりと、身体を揺する。
悪魔将軍プペが放った銃弾は、全てキン肉マンルージュの横を通り抜けていく。
「プペーッ! なんだよ、もう! なんで、あたんないんだよー! おまえ、うごくなよー! ちっきしょー! はらたつー!」
悪魔将軍プペは、ぶんぶんと腕を振りまわしながら、ずだん、どしんと、地団駄を踏む。
「おおおっとお! これはどうしたことかあ! 悪魔将軍プペ選手が放つダイヤモンドの銃弾が、全てかわされてしまったあ! そしてキン肉マンルージュ選手! あれだけの至近距離から
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ