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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百九十九話 奪還 その6
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急斜面を滑下していた状態から、急停止した俺は恐るおそる、足元に視線を向ける。
ここから先は崖になっていた。
崖の下には大きな川が流れている。
木の幹に足をぶつけていなければ、俺は今ごろ崖から落下していたに違いない。
俺は自分が滑り落ちた地点から、ミムラ山のほうに向かって走り、撤退を開始する。
途中、俺の3メートル前を、ジエータイ員達が一生懸命走っていた。
おそらく、アズマ山の下部を警備していたジエータイ員どもが山火事から避難するために走っているのだろう。
俺は回収してきた銃火器を両手で抱きしめながら走る。
一度動きを止めて、背後から銃撃するかどうか迷ったが、今はそれどころじゃない。
反撃は奴らが後ろを走る俺の存在に気づいてからでいい。
しかし、これで、今俺が走っているルートが確実にアズマ山から離れていくルートであることが確実になった。
俺の中にわずかな生への望みが生まれる。
次回予告 希望の火 その1
※この物語はフィクションです、実在する人物及び団体には一切関係ありません。
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