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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百九十九話 奪還 その6
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に包まれたジエータイ員達、それが彼らの最後だった。
俺はダメ押しに、リュックから取り出した散弾銃をジエータイ員どもに向かって放つ。
全身を釘に刺された状態で、うめき声を上げていたジエータイ員達が、急に大人しくなって地面に倒れる。
死んだのだ。
しかし、すぐに俺の顔の横を通り過ぎる、銃弾。
「やはり、そうか、スナイパーがどこかにいるのか」
しかしスナイパーが狙いを外したことで、弾道からスナイパーの位置は大体把握できる。
俺は急いで、ジエータイ員の死体を引きずって、木の陰に隠れる。
ジエータイ員の死体から防弾チョッキと防弾ヘルメットを奪った俺は、スナイパーがいると思しき位置に自作爆弾を思いっきり放り投げる。
そして空中に放り投げられた状態の自作爆弾を散弾銃で狙撃。
自作爆弾の火薬に、銃弾の火薬が引火、大爆発を起こす。
大爆発により、俺の周囲が炎に包まれる。
スナイパーの生死を確かめる方法はない。
しかし、これだけの炎に包まれた状態であれば、いくらスナイパーでも俺を狙い撃ちすることは不可能なはずだ。
仮に銃撃されたとして、銃弾に炎に触れてしまえば、その銃弾ほぼ無力に等しい。
炎に包まれる森林地帯の土を、俺はスコップで掘り続ける。
すぐに一酸化炭素中毒のめまいが俺を襲う。
「あった?」
土の中には大量の銃火器が、大型コンテナボックスに入った状態で埋まっていた。
俺は大型のコンテナボックスを開く。
コンテナボックス内の銃火器をひもで縛り、両肩に担いで、撤退を開始する。
しかし、走れば走るほど、周りは火の海。
このまま、まっすぐ走っても、いずれは一酸化炭素中毒で死亡してしまう。
上に走れば、その確率はもっと高くなる。
であるならば、答えは一つ、俺は足元の急斜面に視線を移す。
この急斜面を歩いていけば、転ぶのは確実だ。
俺はひもで縛られた大量の重火器を胸の前で抱きしめて、斜面に仰向けになる。
棺に納められたミイラのような姿勢のまま、足元の急斜面を滑り台を滑るように下山する。
わかりやすく言えば、プールによくある巨大な滑り台を滑っているのと同じだ。
下に向かって滑るごとに、煙の臭いが遠ざかっていく。
下の方は、まだ火が燃え移っていないようだ。
しかし、下のほうに滑れば滑るほど、そのスピードは増していく。
滑る途中、正面に木の幹が見える。
このまま、木の幹に激突すれば、俺の両足が骨折するのは確実だ。
しかし、あおむけのまま急な斜面を滑ってる状態で、姿勢を変えることはできない。
今、体で動かせる部分は、おそらく両足のみ。
俺は両足を体育座りをするときのように、曲げて衝撃に備える。
俺の足底が木に激突する。
ものすごい衝撃が俺を襲う。
しかし、両足を曲げていたおかげで、なんとか骨折せずにすんだ。
山の
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