第156話
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〜幻想機動要塞・右ゲート・最奥〜
「どっこいしょっと……吹き飛びなぁっ!!」
戦闘開始時ルトガーはクラフト―――――ブラストストームをランディ達に放ち、襲い掛かる無数の弾丸を目にしたランディ達はそれぞれ散開して回避した。
「まだだぜっ!――――――喰らえやぁっ!!」
無数の弾丸の掃射を終えたルトガーが続けて自身の得物に雷を宿して跳躍して強烈な一撃を叩き込むクラフト―――――ラグナドライバーをフェミリンス目掛けて放ち
「光よ――――――滅!!」
対するフェミリンスは上位神聖魔術を神槍に込めて強烈な一撃を放つクラフト―――――闘聖の滅燐撃で対抗し、二人のクラフトがぶつかりあった瞬間凄まじい衝撃波が二人を中心に発生し、二人は鍔迫り合いの状態になっていた。
「やれやれ、戦場の叫び(ウォークライ)と要塞との連動による2重強化によるコイツも相殺するとか、相変わらず化物じみた姉ちゃんだな。」
「……私からすれば、女神たる私の莫大な魔力による上位神聖魔術を込めた一撃を相殺した貴方の方が”化物”と呼ぶべき”人”ですわ。」
苦笑しながら指摘したルトガーの言葉に対してフェミリンスは静かな表情でルトガーに対する賞賛の言葉を口にした。
「収束せよ、大地の魔力よ―――――メテオグレイブ!!」
「おっと!」
するとその時魔術の詠唱を終えたリリカがルトガー目掛けて地属性の魔力が収束された球体をルトガー目掛けて放ち、リリカの反撃に気づいたルトガーはフェミリンスとの鍔迫り合いを止めて回避行動に移った。
「エニグマ駆動―――――ハイドロカノン!!」
「甘いぜぇっ!!」
リリカは続けてルトガー目掛けて強烈な水流を放つアーツを発動し、ルトガーは自分目掛けて襲い掛かる水流を得物の一振りで切り裂いて無効化した。
「甘いのはお前の方だ――――――竜牙衝!!」
「っとぉ!アーツを囮にして奇襲をかけるとは相変わらずやるじゃねぇか!」
ルトガーがリリカのアーツを無力化した瞬間ルトガーの側面に回ったジェダルが鋭い斬撃をルトガーに放ち、ジェダルの奇襲攻撃を間一髪のタイミングで自身の得物で受け流したルトガーはジェダルとリリカの連携に感心の言葉を口にした。
「吹き飛びなぁっ――――――黒燐衝撃!!」
「ぬるいなぁっ!――――――そらよっ!!」
「!」
エルンストが放った闇の衝撃波を発生させる魔術を得物の一振りで無効化したルトガーはエルンスト目掛けて閃光手榴弾を投擲し、自身の目の前に投擲された手榴弾を目にしたエルンストは転位でその場から離れて手榴弾による閃光爆発攻撃から逃れた。
「これで終わりだ――――――喰らえっ!!」
「!スタンハルバード……そいつがバルデ
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