第156話
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「紅き戦鬼と破壊獣……!」
「……既にあの二人との決着は着いたようだな。」
「はい。そしてあの様子ですと猟兵王との決着も着く寸前なんでしょうね。」
「レオ………団長――――――ッ!!」
シャーリィとレオニダスの死体に気づいたアッシュは厳しい表情で声を上げ、ラウラは信じられない表情で呟き、アルゼイド子爵とセドリックは重々しい様子を纏って呟き、辛そうな表情でレオニダスの死体に視線を向けたフィーはそれぞれの闘気を溜め込んだ後互いに最後の一撃を放ったランディとルトガーの様子を見て思わず声を上げた。
「ギルガメス――――――ブレイカー!!」
「メルカルト――――――ッ!!」
それぞれのSクラフトを放ち終えた二人は互いに背を向けた状態で立っていたが
「ぐっ…………」
「ランディッ!」
「大丈夫!?」
ランディが呻き声をあげて地面に膝をつき、それを見たロイドとエリィは声を上げて仲間達と共にランディにかけより
「心配すんな……セティちゃん達に作ってもらった防具もそうだが、強化してもらった得物のお陰で致命傷は避けられたからな……」
「喋らないでください、傷が開いてしまいます!今治療します!」
「キーアも手伝う!イーリュン、お願い……!」
痛みを我慢するかのように表情を歪めながら言葉を口にしたランディにセティが指摘した後治癒魔術をランディにかけ始め、セティに続くようにキーアもランディに治癒魔術をかけ始めた。
「クク……………”戦神”か。団を抜けてから器がデカくなったな。これなら”闘神”も心残りはねぇだろうな……」
一方ルトガーはランディ達に背を向けたまま口元に笑みを浮かべてランディに対する賞賛の言葉を口にするとルトガーの腹から大量の血が噴出し、大量の血を噴出させたルトガーは仰向けに地面に倒れ
「団長――――――ッ!!」
大量の血を噴出させ、地面に倒れるルトガーを目にしたフィーは声を上げてルトガーにかけより、フィーに続くように仲間達もルトガーにかけよった。
「すぐに治療を――――――」
ルトガーの様子を見たセドリックは真剣な表情でオーブメントを取り出して治癒アーツの準備を始めようとしたがそれを制止するかのように軽く手を挙げた。
「え――――――」
「オイ、何のつもりだ!?ふざけてる場合じゃ――――――」
ルトガーの行動にセドリックが呆けている中アッシュは真剣な表情でルトガーを見つめて指摘しようとしたが
「ハハ………いいんだよ、これで。”最初から”そのつもりだったしな。元々とっくに死んでる身……先に逝ったレオもそうだがゼノも待ちくたびれているだろう。引き時くらい弁えねぇと年長者として恰
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