第156話
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るはずなのに、何でまだ立っていられるの〜!?」
「さすがのルファディエルさんも、これは想定できていなかったのでは……?」
「いえ、”想定通りよ!”――――――魔術で閃光を発生させるから、”全員、目を瞑りなさい!”命を糧とし、彼のものを打ち砕け――――――セイクリッドシャイン!!」
シャーリィの様子を見てセティとシャマーラは驚き、ティオが不安そうな表情で呟くとティオの不安が無意味である事を口にしたルファディエルはその場にいる全員に警告をした後Sクラフトを発動した。すると閃光がシャーリィを包み込んだ後炸裂し
「わざわざ閃光を発生させる事もそうだけど、目を瞑る事をシャーリィにも忠告するなんて、どうやら焦りのあまり、ミスしたみたいだねぇ!」
ルファディエルのSクラフトが終わると更なるダメージを負ってもロイド達のように目を閉じて閃光による目くらましを回避したシャーリィは不敵な笑みを浮かべてルファディエルを見つめて指摘した後反撃の構えをした。
「フフ、その言葉そっくりそのまま返させてもらうわ。――――――私達の連携攻撃に気を取られて、貴女と戦っていた”私達の内の一人の姿を見失ってしまった”という致命的なミスをしてしまった貴女にね。」
「え――――――!!」
しかし静かな笑みを浮かべて指摘したルファディエルの指摘に一瞬呆けたシャーリィがある人物が今までの連携攻撃に一切参加しない所か、姿も見失ってしまった事に気づいて血相を変えたその時
「泡沫の爪、散りゆく華に別れを――――――ハァァァッ!絶!秘技・幻朧舞踏!!」
シャーリィがロイド達の連携攻撃に気を取られている隙に隠形術で姿と気配を完全に消していた”シャーリィが見失っていたある人物”―――――リーシャがシャーリィの背後に現れると同時に分け身達と共に得物である斬魔刀を振るった。すると無数の剣閃がシャーリィに刻み込まれた!
「がふっ!?あはは………”銀”のリーシャを見失うなんて……確かに致命的な……ミス……だね………今度は殺って……くれたん……だ……リーシャ………」
無数の剣閃による刻み込みによって急所も斬られたシャーリィは全身から大量の血を噴出しながら地面に倒れて満足げな笑みを浮かべて絶命し
「……銀として……リーシャ・マオとして人を殺すのは貴女で最後です、シャーリィ・オルランド。」
対するリーシャは静かな表情で呟いて武装を収めた。
「状況はどうなっているのよ!?」
レオニダスとシャーリィとの決着がついたその頃、ロイド達の元へと急行していたフィー達が到着し、到着するとサラは真剣な表情で声を上げて周囲を見回し
「おい、全身血塗れになって倒れている女と首を刈り取られたあの大男は……!」
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