暁 〜小説投稿サイト〜
超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百九十八話 奪還 その5
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
第三百九十八話 奪還 その5
無色主義。
それは何色にも染まらない自由な主義。
そして、この国に『無色主義』による革命を起こすために結成された組織『紅軍連合』。
この物語はカオスと化した敗戦国、新日本に革命を起こすために戦う、若者たちの青春群像劇である。

ついに、AZUMA山荘の地面に埋めた武器の奪還作戦が始まった。
AZUMA山荘はアズマ山に建てた紅軍連合のアジトである。
現在、アズマ山はケーサツとジエータイに包囲されている。
奴らは俺たちが、アズマ山に戻ってくることを計算して、アズマ山を包囲しているのである。
つまり、武器奪還のために、正面からアズマ山に登りに行けば、そこでケーサツやジエータイに捕らえられてしまうのだ。
その難点を克服するために、紅軍連合のリーダーである倉都テツオ率いる俺たちの班は、アズマ山の隣にあるミムラ山から直接、アズマ山に侵入する作戦を実行する。
しかし、ケーサツやジエータイもバカではない。
普通の登山コースでミムラ山を登れば、ほぼ間違いなくそこで待ち構えているケーサツやジエータイに逮捕されてしまうだろう。
そこで、俺たちの班は、あえて足場の悪いミムラ山の山頂付近を歩いて、アズマ山に侵入することにした。
そう、足場が悪いポイントであれば、ケーサツやジエータイの監視対象にはなっていないはずだ。
つまり、俺たちが今、歩いているコースは本来、登山用に使用してはいけないコース、非常に危険なコースなのだ。
つまり、ケーサツやジエータイもバカではないので、その危険な登山コースを人間が歩いていることを想定していないということだ。
俺たち9人は休憩を終えると、危険な登山を再会させた。
全てはAZUMA山荘付近の土に埋めた、大量の武器を奪還するためだ。
登山を開始してからすでに3時間を経過した、空気の薄いミムラ山頂付近から、直接、アズマ山への侵入に成功した俺たち9人。
しかし、まだ早朝、別の潜伏先に住んでいる信重フサカの命令では、作戦実行は夜の10時となっていた。
その理由として夜のほうが、圧倒的人数不足の紅軍連合にとって色々と都合がいいからだ。
しかし、夜になれば、当然、視界が悪い、つまり敵が不利になれば、俺たちも不利になるはずだ。
夜間での戦闘は、撤退の際には便利だが、銃で相手を狙う際には、やはり周囲が暗いと色々不便である。
俺は倉都テツオに提案する。
「このまま、夜までここで待っていると逆に、ケーサツやジエータイに怪しまれる、このまま9人で武器の回収にいこう」
「ダメだ、お前の言っていることは正しいが、9人といえど、その内の5人は実戦未経験者だ、ほとんど戦力として数えることはできん」
「じゃあ、このまま、夜になるまで待つのか?」
「いや、近くで休憩できそうな場所を見つけ次第、交代制でA
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ