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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百九十八話 奪還 その5
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驚く声が上がる。
「お、お前は、指名手配中の能沢エーイチロウ?」
「本当だ...あのBEI軍殺しの能沢エーイチロウだ?」
「能沢エーイチロウ?ここに何をしに来た!自首するなら今すぐ両手を上にあげろ?」
俺はジエータイ員どもに忠告する。
「お前たちは俺が手に持っているコレを見て、まだ何も気づかないのか?」
俺は先端に火が点いた状態の太い木の枝を、ジエータイ員どもに突き出す。
「たいまつがいったい何だって言うんだ?早く両手を上げろ?」
他の隊員があることに気付く。
「おい、ちょっと待てよ、早朝なのになんで、たいまつなんて持ってんだ?ああ、そういうことか!」
「そっちのジエータイ員は頭がいいな、そうさ、今すぐ、お前たちがAZUMA山荘から撤退しないのであれば、俺はこのアズマ山に火をつける?そう山火事を起こされたくなかったら、とっととここから出ていけ?」
「お、お前!山を人質にするのか?山火事が起きれば、俺たちだけじゃない、お前だって死ぬかもしれないんだぞ?」
「だったら、なんだ。俺が死んでも、土に埋めた武器が無事ならそれでいい、俺が死んだ後に仲間が武器を回収すればいいだけのことだ」
「武器?武器だと!いったいどこに埋めたんだ?おい、お前、はやく、みんなにこの情報を無線で伝えるんだ?」
「そんなことしていいのか?ここに増援を呼んだら、全員、俺が起こした山火事の犠牲者になるかもしれないぜ?」
「そ、それがどうした!増援がもうすぐここに到着する!それに!」
「スナイパーが俺を狙っている、そうだろ?」
俺はAZUMA山荘に向かって、火の点いたたいまつを投げる。
炎に包まれるAZUMA山荘。
「や、野郎!やりやがった?」
能沢エーイチロウが悪魔のような微笑みを浮かべながらジエータイ員達に告げる。
「さぁ!パーティーの始まりだァッ?」
山火事が始まった。
次回予告 奪還 その6
※この物語はフィクションです、実在する人物及び団体には一切関係ありません。
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