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ドリトル先生と桜島
第十二幕その五

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「ここまでのものを生み出せるなんだ」
「鹿児島から福岡に行く特急もよかったしね」
「あちらもね」
「新幹線だけじゃないから」
「余計にね」
「JRにね」 
 この企業にというのです。
「日本のそれぞれの企業が色々な種類の列車を運用しているけれど」
「素晴らしいね」
「どの列車も」
「新幹線だけじゃない」
「それが日本の鉄道だね」
「日本の鉄道文化を知れば」
 こうまで言う先生でした。
「その素晴らしさに魅了されるよ」
「だからファンの人も多いね」
「鉄道マニアの人達も」
「鉄ちゃんて言われている人達も」
「そうだよ、ただ本当のマニアはね」
 その人はといいますと。
「マナーを守るから」
「一部の撮り鉄みたいな人はね」
「どうしてもね」
「やったら駄目だよね」
「本当にね」
「色々酷いからね」
 撮り鉄と呼ばれる人の一部の人達はというのです。
「聞いているだけでも」
「マナー以前の問題だよね」
「無法と言ってもいいから」
「危ない行為もするしね」
「駅員さん達の注意も聞かないし」
「中には水田のお水に映る列車の光景がいいからと言ってね」 
 それでというのです。
「水田に勝手にお水引いたりするしね」
「それも酷いね」
「滅茶苦茶ね」
「犯罪だよね」
「そこまでいくと」
「そんなことをしたらね」
 それこそと言う先生でした。
「農家の人が迷惑するか」
「全くだね」
「本当にね」
「何と言ってもね」
「人間として間違ってるね」
「だからしないことだよ」
 本当にというのだ。
「そんなことはね、マナーはね」
「全く以てだね」
「守らないとね」
「最低限のマナーだよ」
「仮にも何かが好きなら」
「マナーは守らないとね」
 心から言う先生でした、そうしてです。
 新幹線は山口県からです、広島県に入って岡山県にも入り兵庫県にもとなって遂に新神戸駅に着いてでした。
 そしてです、皆でお家に着きましたが。
「あっという間だったね」
「鹿児島からここまで」
「まだ夕方にもなってないよ」
「本当にね」
「そうだね」
 先生もお家の中で応えました。
「驚く位早かったね」
「そうだよね」
「鹿児島から神戸って離れてるけれど」
「九州の端から関西まで」
「けれどね」
 それがというのです。
「乗り継ぎはしても」
「それでもね」
「普通にここまで来られたね」
「驚く位に速く」
「そうだね」
「さて、じゃあ今日はゆっくりして」
 そうしてと言う先生でした。
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