暁 〜小説投稿サイト〜
新オズのリンキティンク
第十二幕その一

[8]前話 [2]次話
                第十二幕  最高のお花見
 遂にお花見の日となりました、リンキティンク王は皆と一緒にお花見が開かれる鶴見公園に行きました。
 そこに行くともう大勢の人達がいました、そしてです。
 司馬さんもいて皆に言ってきました。
「桜のお花見を楽しめることはな」
「よいことじゃのう」
「そや、桜があれば」
 リンキティンク王に笑顔で言うのでした。
「それだけでちゃうで」
「そうじゃな、ではな」
「これからな」
「楽しもうぞ」
「さて、これからカレーや善哉も食べてや」 
 織田作さんもいて言います。
「楽しもうか」
「ええな、わしはもうお酒飲んでや」
 西鶴さんはそちらを楽しみにしています。
「存分に楽しむで」
「ミックスジュースあるで」
 寛美さんはもうそれを出しています。
「これも飲もうな」
「甘いところてん出すんや」 
 藤田さんはそちらでした。
「黒蜜や、何て言ってもな」
「飲んで食ってや」 
 やすしさんもいます。
「それで賑やかにやるんや」
「さて、野球の話をしよか」
 野村さんは少しはにかんで言いました。
「愚痴になるがええか」
「勿論や」
 黒と黄色のチームの十一番、ざんばら髪の村山実さんが応えます。
「一緒に野球の話しよか」
「オズの国でも野球もお花見も楽しめる」
 十番の陽気な顔立ちの人藤村富美雄さんも言います。
「最高やな」
「さて、これからオズマ姫も来られるので」
 晴明さんは来賓の人達のことを考えています。
「より賑やかになるね」
「そうじゃ、殿も来られるのじゃ」
 秀吉さんも言います。
「これは最高のお花見になるぞ」
「全くだね、もうお酒やご馳走の用意は出来てるしね」 
 ねねさんはその秀吉さんのお隣にいます。
「これはいいものになるね」
「そうじゃのう、絶対にな」
「それでなんですが」
 王子が秀吉さんに聞いてきました。
「信長さん達は何で来られるのでしょうか」
「うむ、列車じゃ」
 秀吉さんは笑顔で答えました。
「殿も同輩の皆もな」
「そちらでなんですね」
「そうなっておる、もうそろそろこの街の駅に着かれてな」
 そうしてというのです。
「ここに来られるぞ」
「そうなのですね」
「その時はわしが迎えに行くからな」
「その間はですね」
「任せた」
「もうすぐ行くからね」
 ねねさんが気さくに言ってきました。
「宜しくね」
「それでは」
「それでやけどな」
 落語家の米朝さんが魔法使いに尋ねました。
「オズマ姫さん達はどうして来られるんや」
「ここまでだね」
「そや、どうして来られるんや」
「飛行船でだよ」
 魔法使いは米朝さんに笑顔で答えました。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ