暁 〜小説投稿サイト〜
X ーthe another storyー
第二十九話 家族その十七

[8]前話 [2]次話
「そうしているわ」
「そうですか」
「そしていつもね」
「万全の体調で、ですね」
「動ける様にしているわ」
「僕も気を付けます」
「そうしてね。若し体調が悪い時に戦うことになれば」
 颯姫はそうなった場合のことも話した。
「それだけで後れを取るわ」
「そうなりますね、確かに」
「だから尚更ね」
「体調のことは気を付けることですね」
「私もアドバイスさせてもらうわ」
 体調管理についてはというのだ。
「私でよかったらだけれど」
「宜しくお願いします」
 これが??の返事だった。
「それじゃあ」
「それではね」
「はい、体調管理は戦いに備えてで」
「普段でも体調はいいに越したことはないわ」
「その通りですね」
「だからよ」
 まさにその為にというのだ。
「心に定めておいてね」
「絶対に」
「そうすれば美味しいものも食べられるわ」
「ええ、体調が悪いとね」 
 庚は自分のことから答えた。
「どうしてもね」
「食べてもなの」
「美味しくないのよ」
「そうなのね」
「だから貴女はこれからもね」
「体調管理はしていくことね」
「そのままね。貴女の頭と安定感は大きな武器よ」
 この二つはというのだ。
「本当にね」
「コンピューターだけじゃないの」
「コンピューターを使えることも武器だけれど」
 それと共にというのだ。
「それと一緒によ」
「頭脳と安定感もなの」
「大きな武器だからね」
「これからも大切にしていくことね」
「ええ、じゃあ今晩は身体にいいものを食べましょう」
「何かしら、それは」
「ブイヤベースよ」
 この料理だというのだ。
「それとサラダに舌平目のムニエルよ」
「確かにどれも身体によさそうね」
「デザートは林檎だしね」
「尚更いいわね」
「ええ、ご飯はチーズリゾットにするし」
 それで食べるというのだ。
「皆でね」
「食べて」
「絆を深めて体調管理もね」
「するのね」
「そうしましょう」 
 地の龍の他の面々も来るとだった。
 颯姫は彼等と共に庚が言った夕食を口にした。味を楽しみ絆を深め栄養も摂ってだった。そうして体調も整えたのだった。


第二十九話   完


                     2023・5・23
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ