第12章
12-1
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
し込みをしてくれている子も居たのだ。そして、明日コートでデモンストレーションしますから見学に来てくださいと宣伝もしていたのだ。
ダブルスは麗香と美湖のペァに優莉と栞菜の2年生ペァ。もう一つのコートでは私とみく美が試合形式でやっていた。50人近い見学者も居て、2年前からの公式戦の成績とか、年間のスケジュールとかが書かれたプリントが配られていた。
数日後には、中学の時の経験者が5人、未経験の者が10人集まっていた。そして、最後に 多々良サナサがやってきた。京都府高校選手権でも私達を苦しめていた京都国際付属の多々良カンナに似ているし、麗香が聞いてみると、やはり、妹ということだった。背が高くて、手足も長い。父親はインドネシァらしいけど、母親の性を継いで日本に帰化したらしい。
「私 迷ったんですけど・・・国際付属と どっちに行こうかと 姉ちゃんにも、向こうの監督さんにも誘われていたから・・ でも、去年の試合で山城さんと杉田さんの躍動するようなのを見てから・・ 私も あんな風になりたいと思ってて 音女にしたら 姉ちゃん 面白く無いみたいで、あんまり口も聞いてくれないんです だから・・・テニスじゃぁなくて他のクラブにしようかと・・ でも、やっぱり、二人のようになりたいんです パパも味方してくれたから だから、決心しました」
「そう ありがとう 頑張れば あの二人に きっと 追いつけるわよ」と、麗香は喜んでいたのだ。
香菜花が調べてみると、京都のジュニァ選手権で上位4人のうち3人が入部してくれていたのだ。そして、もう一人は京都国際付属に・・・。あとの3人のうち、1人は音女の中学からの持ち上がりで、他の2人もランク的にはそんなに低くないのだ。
「ねぇ 麗香先輩 なんか 音女の天下が来そうですね 部員もすごく増えたし」
「そうねぇー でも、香菜花 2年生も もたもた していると、1年に追い越されるわよ」
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ