第五章 トリスタニアの休日
エピローグ 夢の中の物語
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となく……
前へと進んでいくのですね……
行き着く先に救いがないかもしれないと知りながらも、あなたは先へと……
強くて
優しくて
暖かく
だけど
とても脆く
悲しく
寂しい人
……わたくしは時々、自分は何故女として生まれてきたのか考えることがあります……
男であれば、ルイズと友達になることや、ウェールズさまと出会うことはなかったかもしれませんが……しかし、逆にルイズと恋人になったり、ウェールズさまと友達になっていたかもしれない。
そうであったならば、女のわたくしには出来なかったことを、男のわたくしならば出来たかもしれなかった。トリステインの貴族を纏め上げ、友であるウェールズさまを救うため、ウェールズさまと共にレコン・キスタと戦っていたかもしれない……と。
……そんな、空想に浸ったこともありました……
だけど……今はそんなことは思いません……
だって……男に生まれたら……出来なかったから
あなたを抱きしめ、包んであげることや……
傷ついても、我慢強すぎて、泣くことがない
そんなあなたを……愛することを……
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