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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百九十六話 奪還 その3
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、エーイチロウと山に何を捨ててきた?」
「あっ、そういうことか...!作戦開始までに裏切り者が出れば、裏切り者が自分の罪を軽くするために、作戦内容をケーサツに売るかもしれない...!」
「正解だ。実際、別の潜伏先でも裏切り者や脱走者が何人か出たらしい、だから信重フサカは、今回の作戦内容をケーサツに売られても作戦に支障が出ない内容にした、わかるか?」
確かにそういわれてみれば、俺がこのアパートに来てからもう、メンバーが3人死んでいる。
案堂ユーコ。
子島ルルコ。
億平テシコ。
俺が原子力発電所で起きた、広末シューイチ・鳥羽リョーコ・労速ジュンの痴情のもつれをみんなの前で話さなければ、あんなことにはならなかったかもしれない。
倉都テツオがすぐにみんなに指示を出す。
「よし、メンバーは皆、AZUMA山の初めて登った時と同じ準備をしておいてくれ、準備が出来次第、明日の早朝に備えて就寝。既存のメンバーは脱走と裏切り対策に交代で見張り役をするように、俺はレンタカーの用意と新メンバーの使う登山グッズを買ってくる、わかるか?」
倉都テツオはそう言ってアパートを出た。
日加リュージが提案する。
「じゃあ、最初の見張り役は俺がするよ、2時間後に他のやつに任せる」
ブリドカットゾーラまさよしが挙手をする。
「じゃあ、次は僕がやります」
石川ユニが提案する。
「じゃあ、その次は私、3時間、見張りを担当させてもらうわ」
俺は疑問を3人にぶつける。
「2、2、3で、7時間か、じゃあ、俺はいつ見張りをすればいいんだよ?」
石川ユニが答える。
「エーイチロウ君は、山とアパートを行ったり来たりで疲れてるでしょ、見張りは私と日加とブリドカットゾーラに任せて、しっかり休みなさい」
「ありがとう、正直助かるよ...」
俺は布団をアパートの隅に敷いて、その上に横になる。
だいぶ疲れていたのか、すぐに睡魔に襲われて、眠りに入れる。
明日は作戦の日。

次回予告 奪還 その4

※この物語はフィクションです、実在する人物及び団体には一切関係ありません。
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