第百十話 咲が気に入った服装その十一
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「冒険に出てです」
「命と落としているんですね」
「よくイギリスの探検隊のお話がありますが」
十九世紀によく送り出していた、そして多くのことがわかってきたがそれと共に犠牲も出て来たのである。
「犠牲もです」
「多かったんですか」
「そうでしたので」
その為にというのだ。
「私も思うのです」
「準備はですね」
「じっくりとです」
「すべきですか」
「そして行くべきです」
「喫茶店もですか」
「もうそのお店の名前と地図は把握されましたね」
「はい」
時分も自分のスマートフォンで確認したことだ。
「もう」
「それならです」
「もうですか」
「それで、です」
「行っていいですか」
「はい」
そうだというのだ。
「準備もです」
「出来たんですね」
「まあ喫茶店に行く様な冒険では」
それ位ならというのだ。
「それで、です」
「充分ですか」
「そう思います、あと東京は色々な場所があるので」
「冒険はですか」
「非常にです」
それはというのだ。
「やりがいがあります」
「そうした街ですね」
「こうお話するとわかりますね」
「はい、お姉ちゃんとも行ってますから」
愛と、というのだ。
「それで、です」
「わかりますね」
「はい、本当に色々な場所がありますね」
「何でもです」
それこそというのだ。
「ある感じですね」
「東京はそうですね」
「ですから」
「小山さんもおわかりですね」
「中には危険な場所もあって」
東京にはというのだ。
「そうした場所はです」
「行かれないですね」
「そうしています」
「それも事前の準備です」
「危ない場所を知ることも」
「はい、何も知らないと」
それならというのだ。
「行くことすらです」
「簡単じゃないですね」
「ですが」
「事前に調べて」
「知っていますと」
それならというのだ。
「もうです」
「問題なくですね」
「行くことが出来るので」
「何でも事前の準備ですね」
「そうです、小山さんもこれからは」
「事前の準備をですね」
「されて下さい」
咲に微笑んで話した。
「そうすればです」
「困らないですね」
「左様です」
「そのことも頭に入れておきます」
咲は正直な声で頷いた、そしてバイトが終わると早速その店に行ってみた。そしてそこでカードに表れたものが動きはじめたのだった。
第百十話 完
2023・5・8
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