第七百十話 多彩な生きもの達その十三
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「猛獣まではな」
「考えていないですね」
「星の探検に行ってもな」
「猛獣は警戒していても」
「服にまで出ていないな」
「はい」
上等兵も答えた。
「よく昔ながらのです」
「サファリスーツが多いな」
「あの丈の短い」
「イギリス人がよく着ていたな」
十九世紀によく派遣された探検隊である、アフリカ等を探検しその地理や生態系を調べたのである。
「そうした服をな」
「よく着ますね」
「だが連合ではな」
「迷彩服ですか」
「それを着ているが」
「猛獣対策もですね」
「出来ている、哺乳類が見るとな」
人や猿以外のというのだ。
「完全な保護色でだ」
「わからなくなっていますか」
「爬虫類や鳥類が見てもだ」
色がわかる彼等はというのだ。
「その場に完全に溶け込んでな」
「わからないのですね」
「まさにカメレオンの様にな」
そこまでというのだ。
「しかも匂いもしない」
「そうした優れた服ですか」
「連合軍はそうした迷彩服を着てだ」
「密林等に入るのですね」
「そうしているのだ」
「そうなのですね」
「特に恐竜がいるなら」
そうした星に入ればというのだ。
「とりわけな」
「警戒しますか」
「恐竜の脅威は哺乳類の比ではない」
「大きいだけに」
「今からその恐竜達を観るが」
その彼等をというのだ。
「その目で観るとな」
「その大きさがですね」
「よくわかる」
そうだというのだ。
「実にな」
「それを実感する為にも」
「今からな」
まさにというのだ。
「観に行くぞ」
「わかりました、哺乳類からですね」
「次は恐竜だ」
「連合で一番人気があるそうですが」
「確かに脅威だが」
その巨大さはだ。
「だが恰好いいということでな」
「人気がありますね」
「特に子供にな」
連合のというのだ。
「昔からだ」
「人気がありますね」
「棲息している惑星は限られているが」
かつての地球、ジュラ紀や白亜紀の様にだ。
「しかしな」
「人気は高いですね」
「そして研究もだ」
恐竜という生物に対してのというのだ。
「非常に進んでいる」
「そうなのですね」
「そしてだ」
そのうえでというのだ。
「動物園にもいるのだ」
「巨大なだけに飼育が大変そうですが」
「だから動物園でも限られただ」
「そうした場所でないとですか」
「飼育していない」
「そうなんですね」
「十メートル種類によっては三十メートル以上ある」
これが恐竜の大きさだ、尚海に棲息するものは厳密には恐竜ではなく大型の水棲爬虫類と呼ばれている。
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