スーパーロボット大戦OGs
0056話
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ランチャー、発射用意。目標は敵の量産型ゲシュペンストMk-Uの後方だ。間違ってもマルティン達に当てるなよ」
「了解。VLSミサイルランチャー、発射準備完了。いつでも発射可能です」
「マルティン、これからミサイルを発射する。当たるなよ」
「了解、なるべく早く頼みます」
「撃てっ!」
俺の合図と共に、ネバーランドからVLSミサイルランチャーが発射される。その弾頭はベーオウルフやW16、W17の頭を越えて、ベーオウルブズの量産型ゲシュペンストMk-Uの少し後方へと着弾。爆発を引き起こす。
爆風がマルティン達を襲うが、敵の機体を盾にする事でこちらの被害を最小限に抑える事に成功したらしい。それに比べて敵機は背後から爆風を受けた為に全機が多かれ少なかれテスラ・ドライブを損傷したようだ。
「マルティン、引けっ」
「了解、全機撤退!」
マルティンの合図で味方機がどんどん撤退していく。
敵機は追いかけようとするが、テスラ・ドライブが損傷している為に空を飛ぶ事が出来ないので地上を移動するしかない。
この時間差がこちらの唯一の希望だ。
「W16、W17、マルティン達が撤退してくる。3機で何とかそいつの行動を押さえろ」
現在でも2人がかりで防御や回避に専念してなんとか持ちこたえている状況だが、マルティンも加わればどうにか攻勢にまわる事が出来るだろう。
「DOBキャノン発射準備」
オペレータに指示を出し、いつでもゲシュペンストMk-VにDOBキャノンを撃ち込めるようにする。アインストに感染している今のベーオウルフではまともに撃ち込んでもこれで倒す事は出来ないだろう。だが、こちらが撤退する隙を作る事くらいは出来る筈だ。
「たいちょおおぉぉぉぉぉぉっっっっっ!」
通信で聞こえてきたマルティンの叫び声。その声に潜んでいた危機感に咄嗟にモニタへ視線を向けると、そこにはネバーランドのブリッジめがけてリボルビング・ステークを撃ち込もうとしているゲシュペンストMk-Vの姿があった。
「ちぃっ、命令している隙を突かれたか!?」
Eフィールドで防げるか? ふとそんな事を思うが、可能性は少ない。
なら、スライム? いや、時間が足りない。精神コマンドの加速を使う? これも無理だ。
頭の中で自分が取り得る行動を必死になって組み立てるが、打開策が浮かばない。
くそっ、これで終わりか!?
「やらせるかよぉぉっっっ!」
突き出されたリボルビング・ステークだったが、それが突き立てられたのはブリッジではなく、マルティンの量産型アシュセイヴァーだった。
「マルティンッ!」
「へへ、隊長の部下は結構……楽しか」
最後まで喋る事なく、爆散する量産型アシュセイヴァー。
「DOBキ
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