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星河の覇皇
第八十四部第四章 続く会談その十

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「シャンパンもありますので」
「ああ、そちらはです」
「既にですか」
「もう何杯とです」
 それこそという口調での返事だった。
「頂いています」
「そうでしたか」
「元々シャンパンが好きでして」
「それで、なのですね」
「これまでもです」
 このパーティーでというのだ。
「飲ませて頂いています」
「そうでしたか」
「はい、実は」
「ではもう一杯は」
「よかったら」
 こうアルギエールに述べた。
「お願いします」
「それでは」
 アルギエーリも応えてだ、すぐにそのシャンパンが入ったシャンパン用のグラスを出してそのうえでだった。
 それを中央政府の者に出した、中央政府の者はそれを飲んでから笑顔で言った。
「何杯飲んでもです」
「美味しいですか」
「はい」
 笑顔での返事だった。
「まことに、ですから」
「これからもですね」
「飲ませて頂きます」
「では白ワインは」
「そちらも」
「では今回はどちらを飲まれますか」
「そうですね」
 少し考えてからだった、彼はアルギエーリに答えた。
「お勧めしてくれた白ワインを」
「そちらをですか」
「そうさせて頂きます」
 アルギエーリを立ててというのだ。
「是非」
「わかりました、それでは」
「飲ませてもらいます」 
 こう応えてだった、実際に。
 彼は白ワインのグラスを手に取って飲んだ、そうしてアルギエーリに対して話した。
「何杯でも飲めるまでに」
「美味ですか」
「はい、そして」
「それにですか」
「次はです」
 まさにというのだ。
「シャンパンを頂きます」
「そうされますね」
「約束通り」
 こう言うのだった。
「そうさせて頂きます」
「それでは」
「はい、頂きます」
 こうアルギエーリに述べてだった、そのうえで。
 彼は実際に今度はシャンパンを飲んだ、そしてこう言った。
「これは」
「如何でしょうか」
「実にです」
「美味しいですね」
「いや、これだけのシャンパンは」
 驚きと共に言うのだった。
「私もです」
「飲まれたことはないですか」
「はい」
 そうだと述べるのだった。
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