第百十話 咲が気に入った服装その一
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第百十話 咲が気に入った服装
咲はクラスメイト達に自分達の学校の制服の話をした、話をするにあたって男女共に何十種類もある制服を掲載した図鑑を読んでいるが。
「うちの学校って制服多いからね」
「男女共に何十種類ずつでね」
「滅茶苦茶多いのよね」
「私達もそれぞれ違う制服だしね」
「夏も冬もね」
「そうよね、ただこうして見ていたら」
図鑑の制服達をとだ、咲は言った。
「制服って軍服に似てるわね」
「だって元々そうよ」
クラスメイトの一人が咲に言ってきた。
「学校の制服は軍服が元よ」
「ああ、セーラー服ってね」
言われてだ、咲も思い出した。それで言った。
「元は水兵さんの服よね」
「今でも海自さんそうでしょ」
「そうだったわね」
「詰襟もブレザーもね」
こうした服もというのだ。
「全部ね」
「軍服が元ね」
「トレンチコートもよ」
クラスメイトはこの服もと話した。
「フロックコートもね」
「軍服ね」
「元はね」
「トレンチってね」
咲も言った。
「英語で塹壕よね」
「塹壕の中で着る為のコートでね」
「それでトレンチコートよね」
「フロックコートもよ」
クラスメイトはこの服もと話した。
「元はね」
「軍服だったのね」
「それでランドセルもね」
「元は兵隊さんが背負っていたのね」
「そうよ、学校の制服とかはね」
咲にあらためて話した。
「元はね」
「軍服ね」
「よく学校の先生軍隊嫌いだけれど」
日教組の影響でそうした教師が多い、ただしこうした教師は自衛隊や旧日本軍は嫌いだが北朝鮮軍は好きだったりする。
「学校の制服はね」
「軍服が元ね」
「ブレザーだってね」
この服もというのだ。
「軍服だしね」
「元は」
「そう、だからね」
それでというのだ。
「軍服に似てるのも当然よ」
「そういうことね」
「元だからね」
他ならぬというのだ。
「それでよ」
「まさに当然ね」
「ええ、ただね」
クラスメイトは咲にこうも言った。
「今の自衛隊は軍服じゃないから」
「ああ、軍隊じゃないから」
「そうなっているから」
この辺り色々事情がある。
「制服よ」
「そうなっているわね」
「まあそれでも軍服と同じね」
「そうよね」
咲もそれはと応えた。
「やっぱり」
「ええ、それで三つの自衛隊で何処が一番格好いいか」
そうした制服かというのだ。
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