暁 〜小説投稿サイト〜
『外伝:赤』崩壊した世界で大剣豪とイチャコラしながら旅をする
壊滅-かっこわるい-
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ヤついていた。

「やっば、ガキ撃つとかこれ炎上するんとちゃいます?」
「していい系なんだわコレが。再生数稼ぐのには炎上ネタが一番いい的な?それに財団に楯突くんなら子供でも容赦しねぇよっていう意思表示的な感じにもなるだろ。」
「あっはは!きんもっ。」

あたかも他愛のない会話のように話し、笑う彼ら。
そのうち1人が将の頭を踏み付けると、鈴鹿御前は激高する。

「その汚い足で踏むなぁ!!!!将は…!将はァ!!」
「センセー、クソメスがうるさいでーす。」
「黙らせっか。」

男が銃を持ち替え、鈴鹿御前に撃ち込む。
サーヴァントに銃は効かない…はずなのだけれど撃たれた鈴鹿御前は痙攣し、しばらくすると動かなくなった。

そしてこれは…

「ははっ!!また死んでしまったなぁシャルルマーニュゥウ!!!」

シャルルマーニュの弱体化に繋がる。

「!!」

迂闊だった。
振り向けばもう置鮎はそこにおらず駆け出していた。
そして彼は袖をめくると、そこにあったのは

「アレは…!?」
「令呪を十五画重ねて命ずるゥ!!セイバー!!愚かな産廃にトドメをさせェ!!!!」

令呪。
それも手のひらだけでなく、肘までびっしり刻まれたものが。どう見ても三画じゃない。

彼はそれを全て、言った通り全十五画を全てランスロットに用いた。

迫るシャルルマーニュ。
しかしそれは想像以上の魔力ブーストがかかったランスロットの前では…

「『王勇を示せ、遍く世を巡る十二の輝剣(ジュワユーズ・オルドル)』!!」
「…!!」

無力。

十二本の剣を瞬時に叩き落とし、さらに真正面から突っ込んできたシャルルマーニュを

「せめて安らかに。『縛鎖全断・過重湖光(アロンダイト・オーバーロード)』…。」

こちらも宝具を用い、すれ違いざまに切り裂いた。

「な…にっ…っ?」
「シャル!!」

切り裂かれ、鮮血が迸る。
ジュワユーズは砕け散り、その破片は宙へと舞い散っていく。

そして、華麗に着地するランスロットと、マスターの叫びも虚しくドサリと地面に落ちるシャルルマーニュ。

決着は、ついた。


「ふ、ふふふ!ははははは!!やはり他愛もないなァ産廃風情が!!」

「ッ!!」

置鮎がそう捨て台詞を残して逃げようとする。
ついさっきまで追い込まれて、本気で焦っていたやつが何を言う…?
散々壊して、殺して、何もかもめちゃくちゃにしておいて……!
逃がしてたまるか、活かしてたまるか…!!

私がお前を……ここで斬る!!

「た、隊長!!まずは怪我の治療を!」
「あぁ、頼む。それとここにいる残りのゾンビ兵はすべて自爆させろ。」

部下に肩を担がれ、運び込まれる置鮎。
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