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『外伝:赤』崩壊した世界で大剣豪とイチャコラしながら旅をする
壊滅-かっこわるい-
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間に割って入り、銃身を斬り飛ばす。
大体グリップしかなくなってしまったそれをカチカチと何度も引き金を引くも、それはもう動かない。
そして力無く落とし、彼は悔しさと怒りが混じった表情で怒鳴る。
「よくも…よくも!!!貴様ァァァァァァ!!!!!」
「私は何もしてません。あなたを倒したのはこの子。鈴鹿御前のマスター田村将君です。」
「う、うるさい!!黙れ黙れ黙れ!!!」
ヨタヨタと立ち上がり、彼は車両へと逃げ込もうとする。
しかしその逃げ道は
「ぶるるっ!」
「ひっ…!」
目の前に立ちはだかるオロバスに塞がれてしまう。
形勢逆転。
周りにいた部下達が一斉に焦り始めた。
「どう?お高くとまってたら子供にやられた気分は?」
「!!」
振り向いた置鮎の首に刀を突き付ける。
彼は震えている。そしてマスターの危機にサーヴァントはいち早く駆けつけようとするが
「!!」
「よそ見すんなよ…!アンタの相手は俺だぜ!!」
シャルルマーニュがそれを許さない。
そして、
「ハァッ!!」
彼の渾身の一撃が、ランスロットの鎧にダメージを与える。
大きく吹き飛ばされたランスロット。
そうしてシャルルマーニュは、一気に蹴りをつけることを決めた。
「マスター!宝具を使う!!」
「許可する!!その剣、存分に振るうがいい!!」
令呪をかざし、団長さんが命令する。
「やれ!!セイバーシャルルマーニュ!!その王勇で悪を切り裂け!!」
「ああ!!」
愛剣、ジュワユーズを胸の前にかざすシャルルマーニュ。
「この御佩刀こそ天下無双の聖剣。降臨するたび、世を輝かせるものなり!」
すると彼の背後に現れたのは剣。
翼を模したように並べられたそれは全部で十二本。
そう、十二勇士と同じ数。
「この輝きで、焼き尽くす!!」
地を蹴り、吹き飛ばしたランスロット目掛け飛ぶシャルルマーニュ。
周囲の剣もまた、彼に呼応するように共に舞ってランスロットへ襲いかかる。
空中へ投げ出され、思うように身動きが取れない彼。
とはいってもほんの僅かばかりの間だけだが、シャルルマーニュにとってはそれだけあれば充分だ。
これは勝てる。
宝具をくらえば例えランスロットでもひとたまりもないだろう。
そう、思っていた時だった。
「!!」
響く銃声。
何事かと思い振り返ればそこには…
「将!!!」
叫ぶ鈴鹿。
そして、胸を撃たれ倒れ込む将。
一体どこから?
「ガキが調子乗ってたんで撃ち殺しましたー。」
いた。
いつの間にかここに来ていたのは、あのイカレた男の仲間の3人組だった。
そのうち1人が、まだ硝煙の立ち上る拳銃を構えてニ
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