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『外伝:赤』崩壊した世界で大剣豪とイチャコラしながら旅をする
壊滅-かっこわるい-
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」
思い出すだけで辛いだろう。
俺は堂本の話を強引に遮り、踵を返す。
「…何処へ?」
「心配ない。少しキツめのお灸を据えてくるだけだ。」
セイバークラスのサーヴァント達を産廃だなんだとほざきながら倒して回る奴なんて、一人しかいない。
そしてそこにおそらく、捕らえられた鈴鹿御前も居るだろう。
「ついでに田村も連れ戻してくる。」
そう言い、クリスの処置は任せるとして俺はまず財団の排除に取り掛かることにした。
奴らの乗ってきた車両なら、おそらく怪我の処置くらいは出来る救急キットくらい一通り揃えてあるはずだろう。
クリスを治す。田村と鈴鹿御前を連れて帰る。
そして、ランスロットと置鮎を殺す。
その為には奴らの所へ向かうしかなかった。
?
『王道踏破』
シャルルマーニュが持つスキルのひとつであり、王たらんとする者や、王道を征くもの、何かしらの主義を貫く者が持つことが多い。
自らに課したその生き様を貫くことで、ステータスや宝具出力などが向上すると言ったもの。
逆にその生き様に背く、例えば王らしくない振る舞いをする、騎士道に反する行為をする。自分の決めた正義に反する行為をするなどすると、弱体化してしまうというスキル。
言ってしまえばそう、ケルトの戦士が自らに課すゲッシュ≠ェ近い。
シャルルマーニュの場合は彼の定義する『カッコ良い』ことをすればステータスが上がるというもの。
あいつは…置鮎はそれを逆手に取って利用した。
「容易く侵入を許し、あまたの犠牲を出した。仲間達は今もなおゾンビ兵に殺され続けている。それはいかにも格好悪いことだなぁ?そう思わないかシャルルマーニュ。」
「…っ!」
わざとらしくそう語り、あくまでそれはここのリーダーのサーヴァントであるシャルルマーニュの失態のように語り、彼を弱めさせる。
さらに、
「ほうらまた死んだぞ?子供1人守れないとは格好悪いにも程があるな?」
見せしめに捕らえた者達を目の前で殺してみせる。
止めに行きたいが今戦ってるランスロットがそうはさせない。
置鮎がそう話し、周りにいる兵隊達はバカにするように笑う。
そう。シャルルマーニュの場合、『カッコ悪い』ことをするとステータスがダウンしていく。
カッコ悪いことをしている。そこを強調して話して置鮎はシャルルマーニュを弱体化させていた。
それが、ランスロットに押されている原因だった。
「卑怯者!!!!」
今起きていることを理解し、私は叫んだ。
「うん?」
「卑怯者と言ったのよ!真正面から堂々と挑まず、横槍不意打ちは常套手段!更には相手を罠に貶め自分は高みの見物!!自分のサーヴァントが負けるのがそんなに怖いか!!」
うる
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