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『外伝:赤』崩壊した世界で大剣豪とイチャコラしながら旅をする
壊滅-かっこわるい-
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下ネタでからかったりなどもされた。

「短い間だった。しかしお前と過ごした日々は非常に濃かったよ。」

そう言い、立ち上がる。
いつまでも彼の死を悼んでいる場合では無い。
今生きているものを探し、生かす。
その為に俺は生存者を探そうとした。

すると、

「イヤァァァァァァハァァァッ!!!」

やつの雄叫び。
その直後に何かが砕け散る戦闘音。
間違いない。いる。

音のした方向へ走ると、そこには確かに奴がいた。

「その力はなんだ!?」
「んん〜?さっきも言ったろ?俺はイエス・キリストの疑似サーヴァントなんだよ。」
「嘘をつくなァ!!貴様のような聖人など…いる訳が無いだろうッ!!!」

戦っている。
あのイカれ男とガウェインが。
武蔵の時もそうだがあいつは当たり前のようにサーヴァントと互角にやり合えている。
いやそれどころか、押している。
さらにやつの手にあるのは

「俺のドリルは女を突くドリルゥゥ〜〜〜!!!!!」

虹霓剣(カラドボルグ)だ。
本来フェルグスの得物であるはずの剣を、やつが使っている。

「おおおおおおっ!!濃いヤツが出るぞぉっ!!イクーーーー!!!!!!!」

剣をイチモツに見立て、どう考えても侮辱としか考えられない使い方でカラドボルグから衝撃波を飛ばす。

腕を掠めるガウェイン。
鎧が僅かに砕けた程度で一切気にもとめず、彼女は前進する。

「連続射精!!俺の聖剣は超絶倫〜〜〜〜!!!!」
「うるさい!!!」

強引に突き進むガウェイン。
ついにその手はやつの頭を捉え、鷲掴む。

「いってぇ!!ワックスに3時間かけた俺のデリケートな髪になにしや」

そのまま、無言で地面に叩き付ける。
石畳が粉々になるほどの力。
それほどの力で奴は叩きつけられるも、まだ生きている。

それはガウェインも分かりきっているのだろう。

「!!」

渾身の力、そして全体重をかけ、やつの頭を踏み抜いた。
ぐしゃりと言う音。
ここからでは見えないが、恐らく頭はもう原型を保ってはいないだろう。

「…。」

戦闘は終わった。
そう思い、俺はまず彼女へ近付く。

「誰だ!!…や、大和?」
「あぁ俺だ。助太刀に行こうとしたが、杞憂だったらしいな。」

俺に気付くとガウェインはその気丈な振る舞いから一変。

「助けて欲しい!私のマスターが!クリスが…!!」
「……。」

今にも泣きそうな表情へと変わり、俺にそう訴えかけてきた。
なるほど…嫌な予感というのはよく当たるらしい。

「……。」

ガウェインに連れられ、クリスがいる場所へと向かう。
その時、確認のため頭の無くなった奴の死体に目を向けるが……

「」

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