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私の 辛かった気持ちもわかってよー
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「へぇー じゃぁ どこまで?」

「バカ アホ 無神経! そこまで聞くな!」 私だって、山水が他の女の子に気移りするぐらいならと、いざとなれば、覚悟はあるのだけど・・

 私は、山水の興味を逸らすため、お寿司が食べたいと簡単に済ませた後、鴨川に連れ出していた。まぁ ベッタリとくっついて、山水の腕を私の小さい胸でも押し付けるように歩いていれば、気が済むかなって思っていた。

 夕方、少し暗くなる前に私達は帰ることにしたのだ。私は、あの公園でキスぐらいはと思ったのだけど、我慢することにしたのだ。

 家に帰ると、お父さんが細巻寿司を作っていて、傍には、桔梗が・・・

「お姉ちゃん なめたけ茶漬けときゅうりのは ウチのオリジナルだからね!」と、桔梗ははしゃいでいた。変わった この子。お父さんが笑うようになってきたのも、桔梗のせいかも知れないと感じていたのだ。だけど、ウチはさっき お寿司食べてきたのよー 今日は、品行方正で帰ってきたのにー

 夜になって、みく美から連絡がきて

「山葵 あんなー ウチ等の武者修行 決まったでー 大阪のスポーツ大学のテニス部 相手してくれるってー 古賀さんの紹介でなー 古賀さんも付き添いしてくれるって 5日から3日間な そのあとは春休みも相手してくれるらしいよ コーチには古賀さんから了解貰っとくって!」と、みく美は一気に話してきていた。

 私は、よく事情もわからなかったが、適当に合わせていたのだ。
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