暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜神話と勇者と聖剣と〜
SAO:アインクラッド〜神話の勇者と獣の王者〜
《聖剣騎士団》
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
いい狩り方なんかを、よく思いつくやつでさ。ハザードのβ時代の知識も借りて、ハザードや俺を、レベル面ではどんどん追い越して行ったんだ。

 
 それからしばらくして、コハクが仲間になった。十三層で、槍使いのくせにソロプレイしてて、接近戦に苦戦してたとこを助けたんだ。
 
 助けてなんていってないって……このまえとほとんど同じ感じだぜ?あいつ、ホントかわってなかったんだな……。
 
 そのころから、シャノンが一人で行動するようになった。あまり俺達といなくなって……。たぶん、一人でレベル上げをしていたんだと思う。二十三層くらいの頃の話だった。俺のレベルは五十八、シャノンのレベルは八十を超えていた。

 
 三か月くらいたったかな。シャノンが、急にギルド作ろうぜって言い始めて。

 あいつ、いつの間にか新しい仲間を連れてきてた。

 ゲイザーさんって言うめちゃくちゃ強い体術スキル使いだった。いつもは無口なんだけどさ。陰で俺たちを励ましてくれたり、ああ、それとすっげー情報通で、いっつもすごい情報を持ってきてくれた。

 こうして、できたのが《聖剣騎士団》。効率的な狩場で、チートに近い効率の良さで狩りをして―――ちなみに門外不出だから教えないぜ――――俺達のレベルはどんどんほかのプレイヤーとどんどんかけ離れていった……。

 それから半年後。俺達は同時にユニークスキルを習得した。

 最初に気づいたのはハザードだった。フィールドボスをテイミングできちゃってさ。

 俺の《神話剣》。

 ハザードの《獣聖》。

 コハクの《妖魔槍》。

 シャノンの《太陽剣》。

 ゲイザーさんの《流星拳》。

 全部、凄まじくて、あり得ないほどの強さで……。

 俺達は、34層の時点で全員がレベル70に到達してた。あり得ないだろ?普通この層で最高レベルは50くらいだ。

 でも……シャノンはそれだけにとどまらなかった。

 あいつは、この時点でレベルが100になっていたに。

 それに……いつなのかはわからない。あいつは、もう一つユニークスキルを手に入れてた。


 そのスキルが《帝王剣》。あいつは、その力を使って……。暴走を始めた。

 キリトも、聞いたことくらいあるだろ。45層の攻略で、先遣隊30人がPKされた事件……。

 ラフコフじゃないかって言われたけどさ。あれ……シャノンだったんだ。シャノンは、帝王剣で暴れまわって、最強クラスのレッドプレイヤーになった。知る人ぞ知る狂気の殺戮者。

 今アイツが名乗っている《異常存在》の異名は、それを踏まえて、ユニークを2つ持っているっていう意味もかねてハザードがつけたんだ。

 
 あいつは、俺達に笑顔で別れを告げて、去って行った。ギル
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ