SAO:アインクラッド〜神話の勇者と獣の王者〜
《聖剣騎士団》
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いい狩り方なんかを、よく思いつくやつでさ。ハザードのβ時代の知識も借りて、ハザードや俺を、レベル面ではどんどん追い越して行ったんだ。
それからしばらくして、コハクが仲間になった。十三層で、槍使いのくせにソロプレイしてて、接近戦に苦戦してたとこを助けたんだ。
助けてなんていってないって……このまえとほとんど同じ感じだぜ?あいつ、ホントかわってなかったんだな……。
そのころから、シャノンが一人で行動するようになった。あまり俺達といなくなって……。たぶん、一人でレベル上げをしていたんだと思う。二十三層くらいの頃の話だった。俺のレベルは五十八、シャノンのレベルは八十を超えていた。
三か月くらいたったかな。シャノンが、急にギルド作ろうぜって言い始めて。
あいつ、いつの間にか新しい仲間を連れてきてた。
ゲイザーさんって言うめちゃくちゃ強い体術スキル使いだった。いつもは無口なんだけどさ。陰で俺たちを励ましてくれたり、ああ、それとすっげー情報通で、いっつもすごい情報を持ってきてくれた。
こうして、できたのが《聖剣騎士団》。効率的な狩場で、チートに近い効率の良さで狩りをして―――ちなみに門外不出だから教えないぜ――――俺達のレベルはどんどんほかのプレイヤーとどんどんかけ離れていった……。
それから半年後。俺達は同時にユニークスキルを習得した。
最初に気づいたのはハザードだった。フィールドボスをテイミングできちゃってさ。
俺の《神話剣》。
ハザードの《獣聖》。
コハクの《妖魔槍》。
シャノンの《太陽剣》。
ゲイザーさんの《流星拳》。
全部、凄まじくて、あり得ないほどの強さで……。
俺達は、34層の時点で全員がレベル70に到達してた。あり得ないだろ?普通この層で最高レベルは50くらいだ。
でも……シャノンはそれだけにとどまらなかった。
あいつは、この時点でレベルが100になっていたに。
それに……いつなのかはわからない。あいつは、もう一つユニークスキルを手に入れてた。
そのスキルが《帝王剣》。あいつは、その力を使って……。暴走を始めた。
キリトも、聞いたことくらいあるだろ。45層の攻略で、先遣隊30人がPKされた事件……。
ラフコフじゃないかって言われたけどさ。あれ……シャノンだったんだ。シャノンは、帝王剣で暴れまわって、最強クラスのレッドプレイヤーになった。知る人ぞ知る狂気の殺戮者。
今アイツが名乗っている《異常存在》の異名は、それを踏まえて、ユニークを2つ持っているっていう意味もかねてハザードがつけたんだ。
あいつは、俺達に笑顔で別れを告げて、去って行った。ギル
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