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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百九十五話 奪還 その2 
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在してたら、だれもシューキョー団体なんて作らない。そこに神様が実在しないから、誰かが架空の神を作り、誰かが架空の神を名乗り、シューキョー団体を作る。もっとわかりやすく言えば、シューキョーにハマっている奴らは、アニメキャラを自分の嫁と言っている奴らと同じさ。要するにだ、日本のビジネスの仕組みはシューキョー団体と同じなんだ、搾取する側が依存対象を作り、搾取される側が金銭を払ってその依存対象を購入する、すると搾取する側が儲かる。生活のほとんどを金銭に依存している俺たち日本人はみんな、金をという教組を持つシューキョー団体の信者なのさ」
「じゃあ、アンタも結局、そのシューキョ―団体の信者ってことになるわよ」
「ああ、今はね、でも、俺たちはその仕組みを破壊するために革命活動をしているんだ、このまま同調圧力を理由に全てを諦めて生き続けるぐらいなら、無理を承知で自分に正直に生き続けるほうが人生、面白いと思わないか?」
「なるほどね、確かに同調圧力に思考を奪われた人々ほど、自分らしさを追及する人間に対して、批判・否定的な意見をするわよね、まるで自分の仲間を増やそうとしているみたいに」
「そのいい例がケームショだ、ケームショはホーリツという名の価値観を守れない者、つまり善悪を超えた自分らしさを追及する探求者たちを、ホーリツという名のものさしで測って断罪する。殺人はホーリツで禁止されているが、殺人ゲームソフトの販売は禁止されていない、つまり、殺人を生きがいにしている人間はホーリツ違反になり、殺人ゲームソフトのプレイを生きがいにしている人間はホーリツ違反にならない、二人とも殺人が生きがいなのは事実なのにね、実際に人を殺した人間はホーリツ違反になりケームショ送りだ、場合によっては死刑になる。つまりケームショにいる人間は、自分らしく生きている人間なんだよ、たまたま、その自分らしさがホーリツに違反していただけであってね。だからケームショにいる人たちやホーリツ違反者を大多数の同調圧力で人でなしとみんなで侮辱することは、とてもひどいことなんだよ。だから今の日本を真なる意味で誰もが自分らしく生きていける世界に変えるためには革命活動は必要不可欠なんだ」
尻澤がエーイチロウに手を差し伸べる。
「尻澤、わかってくれたんだな」
「約束通り、飲み物をよこしなさい」

次回予告 奪還 その3

※この物語はフィクションです、実在する人物及び団体には一切関係ありません。
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