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星河の覇皇
第八十四部第四章 続く会談その八

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「やはり」
「それは私もですね」
「そうですね」
「連合の者はです」
「何かを粗末にすることはしない」
「貴族と違いますから」
 だからだというのだ。
「それはです」
「出来ないですね」
「平目一匹どころか」
「一切れも」
「それもです」
 出来ないというのだ、粗末には。
「連合では」
「することはないので」
「全て使ったと」
「そうでした」
 アルギエーリは話した。
「この度は」
「左様でしたか」
「平目一匹どころか一切れもです」
「粗末にしない」
「先程も申し上げましたが」
「それが連合ですね」
「ですから」
 そうした考えだからだというのだ。
「この様にです」
「全ての平目を使われて」
「ムニエルにしました、そしてそのムニエルを」
「これよりですね」
「頂き」
 そしてというのだ。
「楽しんで下さい」
「それでは」
 中央政府の者も頷いた、そしてだった。
 彼はそれを食べてだ、こう言ったのだった。
「これは」
「如何でしょうか」
「私は元々平目は好きですし」
 それにとうのだ。
「ムニエルもです」
「お好きですか」
「はい、ですから」
 それ故にというのだ。
「この味はです」
「いいですか」
「感動すべき味です」
 アルギエーリに満面の笑みで答えた。
「そう言わせて頂きます」
「それは何よりです、では」
「ではといいますと」
「次のメニューはどうでしょうか」
「次といいますと」
「鰻も用意しています」
 こちらの魚の料理もというのだ。
「そちらも」
「鰻もですか」
「そうです、鰻料理もです」
「そうなのですか」
「今度はムニエルではないですが」
 それでもというのだ。
「ご期待を」
「それでは、私は鰻も好きで」 
 中央政府の者はアルギエーリに笑って述べた。
「蒲焼きや鰻丼もです」
「日本の料理ですね」
「そちらもよく食べます」
「そうですか」
「はい、そして」
 さらに話すのだった。
「中華でもです」
「お好きですか」
「はい」
 そしてというのだ。
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