第八十八話 通天閣その十六
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「ヒス起こす人もいるけれどね」
「身体に悪いとか言ってね」
「自然じゃないとか合成着色料使ってるとか」
「それで怒るのよね」
「挙句他人が飲んでもね」
自分がそうしなくともとうのだ。
「怒るんだよね」
「そんなもの飲むなって」
「いや、いつも飲んでたらね」
「お水みたいにね」
「そうしたらね」
その場合はというのだ。
「流石に駄目だけれど」
「甘いから糖分多いからね」
「そんなのは常識で」
「飲み過ぎないことよね」
「そうだよ」
まさにというのだ、古田は烏賊の串カツを食べつつ言った。
「お酒と一緒だよ」
「それはね」
「というか何でも過ぎたら」
その時はというのだ。
「それでね」
「身体にも悪くなるわよね」
「お水だって飲み過ぎたらね」
「よくないしね」
「合成着色料とか化学調味料とか毛嫌いして」
「お店で使ってたり他の人が口にして怒るなら」
「おかしいよ」
そう言うべきだというのだ。
「ましてお店で騒ぐなら」
「立派な営業妨害よね」
「駄菓子屋で合成着色料使ってるお菓子食べるなって言ったら」
そうすればというのだ。
「もうね」
「その時点でよね」
「営業妨害だよ」
「警察に通報しないとね」
「何か学者さんやマスコミの人でそんなこと言う人いるそうだけれど」
それでもというのだ。
「こうした人達が間違ってるよ」
「学者さんやマスコミの人達の方がね」
「むしろね」
「そう言っていいわね」
「こうした人達が嘘吐かない、間違ってないとか」
「誰も思わないわね」
「みっくちゅじゅーちゅも」
これもというのだ。
「本当にね」
「飲み過ぎなかったらね」
「いいからね」
「何ても程度だね」
「こうしたこと言う人達っておおむね科学とか文明とか嫌いだから」
「野蛮ってことね」
「そう、幾らいい大学を出ていい大学の教授さんとかでね」
そうした肩書きでもというのだ。
「中身はね」
「そんなものよね」
「東大出てもあれな人はあれだし」
「そうした人いるわよね」
「お勉強が出来てもね」
それでもというのだ。
「あくまでね」
「それだけよね」
「常識があるとか電波を受信してるとか放ってるとか」
「また関係ないわね」
「電波な人はね」
こう呼ばれる者はというのだ。
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