第七十五話 天下茶屋その二十七
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「駄目ですか?」
「駄目じゃないけれど」
それでもです。
「二人でも楽しめるかしら」
「充分以上にと思います」
「そうなの」
「じゃあ今度二人で行きましょう」
「今度ね」
「楽しみにしています」
「新一もこんな人が出来たんやね」
ポポちゃんと言われている人が言われました。
「よかったわ」
「ほんまやな」
おばちゃんと言われてる人が頷かれました。
「この子もそうなったんやね」
「これからどうなるか楽しみやわ」
「おばちゃんポポちゃん僕いさんでくからな」
新一君はそのお二人に笑顔で応えました。
「楽しみにしといてや」
「これからもそうしてきや」
「私等見守ってるで」
「そうしてな」
何か見ていて本当のお祖母さんとお孫さんみたいでした、新一君が言うのに三人のお祖母さんがおられるというのは本当だと思いました。
「またここに来るさかい」
「また来てな」
「何時でもええで」
「そうさせてもらうわ、じゃあ先輩教会に戻りましょう」
「わかったわ」
私も頷いてでした。
新一君の二人の大叔母さん達に挨拶をしてからお暇しました、静江さんも藤乃さんも玄関まで見送ってくれました。
「また来てな」
「中村さんまたな」
「おぢばでまたよろしゅうな」
「新一のこと頼むで」
「今日は有り難うございました」
私はお二人に深々と頭を下げて挨拶しました。
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