暁 〜小説投稿サイト〜
イベリス
第百九話 生と死その十一

[8]前話 [2]次話
「堕ちるだけよ」
「やり直せずに」
「ええ、生きていてもね」
「反省や努力って大事ですね」
「最低限でもいいからね」
「そうしたことをしてこそですね」
「そうよ、しかしこうした人達って他の人に厳しくて」
 そしてというのだ。
「自分達にはね」
「甘いですね」
「自分に甘く他人に厳しい」
「それって最低ですね」
「自分に甘くても他の人にもそうなら」
「まだいいですね」
「理想は自分に厳しく他人に優しくでも」
 それでもというのだ。
「これが案外難しいし」
「自分にも他人にも優しい」
「それならいいけれど」
「自分に甘く他人に厳しいだと」
「駄目かもね」
 これもというのだ。
「他の人のことをあげつらって」
「自分のことはですね」
「ミスしても知らない振りしてたら」
「間違えても悪い部分を見付けても」
「それどころかそれにすら気付かないなら」
 自分達の間違いや悪い部分にというのだ。
「駄目かもね、反省がないと」
「そして努力もですね」
「しないとね」
「駄目なんですね」
「でしょうね、そうした人達って人相にも出るわね」
「人相にもですか」
「野党の人達の顔見たら」
 その人相をというのだ。
「皆どうかっていうものだしね」
「ああ、そういえば」
「人相悪い人多いでしょ」
「特に女の人に」
「でしょ?これは悪いってね」
 そう言える様なというのだ。
「酷いね」
「人相の人多いですね」
「本当に特に女の人にね」
「生き方が出て来るってことですね」
「そうでしょうね、生き方が悪いと」
「それがお顔に出て来るんですね」
「そのままのお顔じゃなくて」
 即ち顔立ちでなくというのだ。
「顔つきよ」
「それが人相ですね」
「それはそれまで生きてきて考えてやってきたことが」
「出て来るんですね」
「だからあの人達はね」
「それが全部悪いから」
 だからだというのだ。
「人相もよ」
「悪くなりますね、高校に入ってから」
 咲はそれからのことを振り返って副部長に話した。
「人相のことよく言われます」
「そうなの」
「ヤクザ屋さんとかも」
「ヤクザ屋さんで人相がいいってね」
「ないですね」
「まさに悪事がお仕事だからね」
 彼等はというのだ。
「それならよ」
「人相が悪くならない筈がないですね」
「そう、だからね」
「ヤクザ屋さんは皆人相が悪いですね」
「最近半グレとかいるけれど」
 そう呼ばれる輩共もというのだ。
「あの人達もでしょ」
「人相悪いですね」
「ファッションもそうで」
 如何にも柄が悪く、というのだ。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ