暁 〜小説投稿サイト〜
新オズのリンキティンク
第十幕その七

[8]前話 [2]次話
「これが実にのう」
「王様はお国でもよく食べてるんだ」
 ボボ王子はハヤシライスを食べつつお話します。
「オムライスをね」
「そうなのね」
「手軽に食べられてね」
「しかも美味しいから」
「だからね」
 それでというのです。
「よく食べてるんだ」
「好物なのね」
「上に大が付く位のね」
 そこまでのというのです。
「そうなんだ」
「だから今もなのね」
「注文したんだ」
「成程ね」
「それとじゃ」
 リンキティンク王はまた言いました。
「ナポリタンも好きじゃ」
「こちらもだね」
 今はそのナポリタンを食べている魔法使いが言ってきました。カツカレーはもうすっかり食べてしまっています。
「そうなんだね」
「そちらも美味いのう」
「そうだよね」
「日本から伝わったな」
「素敵なスパゲティだよ」
「若しじゃ」
 リンキティンク王はオムライスをとても美味そうに食べつつです、魔法使いが食べているナポリタンを見ながら言いました。
「日本から人が来ないとな」
「こうしたものも食べられなかったね」
「このオズの国でもな」
「そうだね」 
 まさにというのです。
「私もそう思うよ」
「私も洋食好きだがね」
 カエルマンは豚カツ定食を食べながらお話します。
「日本のものなんだよね」
「そうなのじゃな」
「日系の人達は違うと思っていても」
「これがな」 
 リンキティンク王はカエルマンにもお話しました。
「恵梨香嬢にしてもじゃしな」
「うん、フランスとかイタリアのね」
「そっちの料理と思ってな」
「日本のお料理とはね」
「最初は思わないな」
「そうなんだよね」
「しかしじゃ」
 リンキティンク王はさらに言いました。
「確かに原型は欧州にあったとしても」
「かなり日本のアレンジが入っているよ」
「そうじゃのう」
「この豚カツにしてもね」
「同じであるな」
「そうなんですよね」
 クッキーはハンバーグ定食を食べながら言いました。
「ハンバーグなんてのも」
「かなりな」
「日本風にアレンジされていて」
「そしてな」
「日本のお料理になっていますね」
「そうじゃ」
 まさにというのです。
「完全にな」
「そうなんですよね」
 ナターシャはソーセージカレーを食べつつ言いました。
「洋食って日本のお料理なんですよ」
「それ僕達も思うんですが」
 ジョージはチキンカレーを食べながら言います。
「日本の子達に言うと驚くんですよ」」
「洋食は日本のお料理じゃないって」
 神宝はポークカレーを楽しみながらお話しました。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ