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第二十八話 交錯その十二

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「僕も無駄に命を賭けることはしません」
「そうですか」
「そしてです」
 星史郎はさらに言った。
「帰ればです」
「都庁にですね」
「晩ご飯を一緒に食べましょう」
「それでは」
「今夜のメニューですが」
 星史郎はこちらの話もした。
「素敵なものですよ」
「何でしょうか」
「お鍋でして」
 それでというのだ。
「すき焼きだとか」
「すき焼きですか」
「封真君もお好きですね」
「はい、よく父さんと小鳥とです」
「神威君とですね」
「食べていまいた」
「そうでしたね、それでは今夜はです」
 星史郎は微笑んで話した。
「是非です」
「すき焼きをですね」
「皆で食べましょう」
「それでは」
「是非共」
 こうした話をしながら二人で善哉を食べた、そして二人で都庁に戻ると実際に地の龍の面々ですき焼きを食べたが。
 ここでだ、草薙は残念そうに述べた。
「いつもこうしていたいがな」
「そうはいかないですか」
「自衛隊にいるとな」
 ??にそうした笑顔で話した。
「どうしても当直があるからな」
「だからですか」
「その時は基地にいないといけないんだ」
 絶対にというのだ。
「自衛官はな」
「そうなんですね」
「だからな」 
 その為にというのだ。
「今日は皆で食えてもな」
「当直の日はですね」
「無理だからな」
 それ故にというのだ。
「このことはな」
「仕方ないですか」
「そういうことでな」
「そうしたお仕事もありますからね」
 遊人も言ってきた。
「どうしても」
「そうだよな」
「だからですね」
「ああ、そうじゃない日は仕事が終わったら基地から出てな」
「ここにおられますね」
「俺の部屋にもいてな」
 そうしてというのだ。
「ここにもいられるからな」
「こうして一緒に食べられますね」
「だから今もな」
「そうですね」
「ここは居心地がいいからな」 
 それでというのだ。
「いたいな」
「そうですか」
「ああ、ただ自衛隊もな」 
「お好きですか」
「そうなんだよ」 
 すき焼きの中の豆腐を食べつつだ、遊人は葱を食べているがその彼に言った。見れば??は糸蒟蒻を食べている。
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