第三章
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幕府
ムーの統一を推し進めそれを果たした政権。都は山城にあるが幕府は大坂に置かれ大坂城を中心に幕藩体制という地方分権的色彩が強い統治を行っており統治形態は江戸幕府に非常に近いが財政基盤は遥かに確かなものとなっており財政状況は江戸幕府より遥かにいい状況になっている。将軍をその中心とし十二人の仲間達が彼と共に統治を行いその下に大老や老中からそれぞれ各奉行ももうけた幕藩体制が構成されている。身分制度は武士以外は存在せず義務教育を普及させており世襲ではなく能力主義により人材を登用している。登用にあたっては官吏登用試験科挙の様なそれが用いられているが議会等は存在していない。武士以外の者も試験に合格すれば幕府の高官に就任出来る。租税は年貢に加えて税収も存在しているがそういったものよりも産業により収益を得ている。主な産業は農業に酪業、漁業に林業それに鉱工業も盛んであり浮島内の商業そしてアトランティスとの空船を用いての貿易も世界が石化から回復した後は極めて活発になっているがアトランティス以外の地域との交流はほぼ存在しないままである。貨幣鋳造権や非常時の軍の統帥権は幕府にありその頂点にある将軍の権限は強いものがある。また法律もムー全体に関するものは幕府が決定し施行させていき裁判権も有している。
帝国
アトランティスの統一を推し進めそれを果たした政権。都はローマにありそこからアトランティス全体を領邦国家的な統治を行っている。ただし軍の指揮権は有事には国家元首である皇帝が掌握し貨幣鋳造権やアトランティス全体の法律の制定や施行それに裁判も帝国中枢が行う。皇帝が国歌元首であり十二人の仲間達が彼と共に帝国全体の統治を行っている。財政基盤は税収と産業であり産業からの収入が大きい。かつ領主の税収は抑えられ帝国に対するものが多くなり全体の統治に用いられている。義務教育を大規模に導入しており貴族と平民の階級が存在しているが官吏の登用は試験によるものであり合格し能力を発揮すれば平民出身であっても高官になることが出来る。主な産業は農業だけでなく酪業も盛んで漁業にも力を入れられており林業も然りである。また鉱工業も発展している。また浮島内の商業活動も活発でありムーとの貿易も賑わっており大きな利益を得ている。ただしムー以外の地域との交流はないに等しい。宰相だけでなく各大臣が置かれその下に官僚機構が整えられているが議会は存在しておらず皇帝の専制的色彩が強い。
法律及び裁判と警察
どちらも独自の法律を持っているが殺人等を禁じ信仰や布教の自由を保障しているところは同じである。裁判所も置かれているが幕府では評定所と呼ばれている。また警察機構も整えられているがムーでは警官ではなく与力や同心達が目明し達を用いてそれにあたっており警察とは呼ばれてはいない。どちらもそうした組織は軍とは分けられている。
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