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星河の覇皇
第八十四部第三章 円明園の会議その五十二

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「今もよ」
「独身ですね」
「今も尚」
「そうなっていますね」
「そう、だからね」
 ここはというのだ。
「もうよ」
「総理が直接ですか」
「長官にお見合いの話をさせる」
「そして、ですか」
「今度こそですか」
「お見合いをしてもらってね」
 そしてというのだ。
「そのうえでよ」
「是非ですね」
「結構してもらう」
「そうしてもらいますね」
「そうしてもらうわ」
 絶対にとだ、伊東は決意も出した。
「何があっても、実はね」
「長官のご両親からもですか」
「そうしたお話を伺っていますか」
「そうなのですか」
「ご両親だけでないわ」
 この二人に留まらずというのだ。
「弟さんや妹さん達、ひいては一族とお友達からもね」
「多いですね」
「そこまでとは」
「長官は余程心配されているのですね」
「ご結婚のことで」
「そう、だからね」 
 こうした事情もあってというのだ。
「私もね、彼の政治家としての師という立場もあるし」
「長官には結婚して頂きたい」
「もう何があろうとも」
「そうなのですね」
「何としても」
「それに時期だと思うわ」
 結婚、それのというのだ。
「だからこそよ」
「余計にですね」
「その時期は随分長引いていると思いますが」
「もうここはですね」
「その時期を終わらせますね」
「そうするわ、ではまずはいい人を探すわ」
 八条に相応しい女性をというのだ。
「連合らしく職業や家柄ではなく」
「人間性ですね」
「それを見て」
「そのうえで、ですね」
「決めるわ、私の人脈からね」 
 そこからというのだ。
「探してね」
「そして、ですね」
「そのうえで」
「お見合いにまで」
 何としてもというのだ。
「持って行くわ、本当にご実家の方からもなのよ」
「八条家からもですか」
「その様にですか」
「言われていて」
「今話した通りね、だからよ」
 このこともあってというのだ。
「何としてもよ」
「長官にはですね」
「よい方とお見合いして頂いて」
「そのうえで、ですね」
「結婚してもらうわ、そのことも考えているわ」
 今は政治にかかりきりだがそれでもというのだ、こうした話をしてだった。
 伊東は今は各国と打ち合わせを続け中央政府に対する様にしていっていた、それは連合では大きな流れになっていた。
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