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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
互いの狙い
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てますから」

そんなわけでこちらの中でもっとも強いペアは選出することができなくなってしまった。そうなるとどういう組み合わせをすればいいのかしら。

「さっきの考えだと、ミラを出すのは気が引けるね」
「そうですね。ミラさんの力は絶対必要になりますから」

すでに競技パートに出ているミラさんを省いて三人の中から選ぶことになる。あれ?これだとあたしの参加確定的じゃない?

「あ!!」
「ん?」

そんな中、シリルが何か閃いたようで声をあげる。やっぱり参加してくれたりするのかと思ったけど、どうやらそうではないらしい。

「ジュビアさんって物理攻撃効かないんでしたよね?」
「基本は受け流せますが・・・」

ジュビアの身体は水で出来ているため大体の物理攻撃は回避することが出来る。それを確認したシリルは、先程までのイヤイヤ期状態の子供ではなく、頭を使った戦略家の顔をしていた。

















シリルside

「うまくいけそうね」
「ですね」

ルーシィさんからそんな声をかけられ俺は得意気に胸を張る。内心うまくいくかビクビクだったのは内緒だ。

「ジュビアさんが攻撃を凌いでカナさんの合流を待つ」
「そしてカナが出たら妖精の輝き(フェアリーグリッター)で相手を仕留める」

ジュビアさんの魔法は高いレベルを誇ってはいるけど、人魚の踵(マーメイドヒール)のあの二人相手では仕留めきれないかもしれない。特にカグラさんはかなりの強者だ。ただ、あの二人は物理攻撃が主体の魔導士、ジュビアさんにダメージを与えることはできない・・・はず!!

「リズリーさんが出てたら少し危なかったですけど・・・」
「そこは大丈夫じゃないかしら?ジュビアならリズリーだったら一人で倒せると思うわ」

人魚の踵(マーメイドヒール)の中で唯一物理攻撃型ではない重力魔法の使い手であるリズリーさんだけはネックだったけど、運良く彼女の参加は避けられた。あとはできるだけ早くカナさんが合流してくれることを祈るだけ。

「できることなら先にカナさんが出てほしい・・・」
「そうね。いくらジュビアといえど・・・」
「完璧に回避し続けられるかはわかりませんからね」

時折彼女の身体にダメージを与えてくる相手がいる。大半は属性的な問題だったりするからその点は大丈夫だと思うけど、カグラさんがいるからな。万が一を避けるためにカナさんが先に放出になってほしい。

「ネコパンチ!!」
「効きません!!」

遠距離型の攻撃がないミリアーナさんはとにかく手数でジュビアさんを圧倒するしかないと考えたのか、とにかく攻撃を繰り出してはいくもののジュビアさんには一ミリのダメージもない。それどころかさすがは元|
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