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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百九十一話 潜入 その3
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の『自己反省』になる?これは拷問ではない?これが子島ルルコのためになるんだよ?わかるか?」
倉都テツオの熱弁を否定するように、涙を流しながら必死に首を横に振る子島ルルコ。
その光景に、ジャーナリストの尻澤エリコは戦慄していた。
(く、狂っている...?つーか、この拷問、私も参加しないといけないの?)
そう、倉都テツオは、人間にナイフを突き刺すという行為を通して、新メンバー達の中に残っている、わずかな人間らしさを完全に排除しようとしているのだ。
人を刃物で傷つけるという、反社会的な行為を通して、既存の価値観と倫理観を捨て、革命活動のためなら、他者を傷つけることになにも感じない戦士、それこそが倉都テツオにとって、理想的な同志の姿である。
倉都テツオにナイフを渡された加藤モトヒロは、人をナイフで刺した経験がない。
しかし、ナイフで子島ルルコを刺すことができなければ、今度は自分が子島ルルコと同じ立場になるかもしれない。
そう、もう引き返す道も選択肢もない、覚悟を決めた加藤モトヒロは雄叫びを上げながら、子島ルルコの右足の太ももにナイフを突き刺す。
「?おおおおおおおおおおおッ?」
グサッ?
「??????ーッ?」
痛みにもだえる子島ルルコにお構いなしに、倉都テツオが加藤モトヒロから奪ったナイフを、尻澤エリコに手渡して、告げる。
「次はお前の番だ?わかるか?」
人をナイフで刺したことがない子島ルルコは、自分の手に握られた血まみれのナイフと、目の前で両足の痛みに涙を流しながら震えている子島ルルコの姿を見て、嘔吐してしまう。
「ぐぇぷッ??おろろろろろろろろろろッ?」
嘔吐を始めた尻澤エリコの姿に、倉都テツオが落胆する。
「これだから女は...」
すぐに女性主義者の石川ユニが、倉都テツオに『自己反省』を求める。
「今の倉都さんの発言は差別発言である?私は倉都さんに『自己反省』を求める?」
「わかった、今の不適切な発言は『自己反省』する。尻澤エリコ、お前は一番最後だ、それまでに覚悟を決めておけ、石川、悪いが、尻澤エリコの吐しゃ物の処理を頼む」
「わかったわ...」
すぐに石川ユニが白湯の入ったコップを尻澤エリコに渡して、吐しゃ物の掃除を始める。
尻澤エリコが石川ユニにお礼を言う。
「あ、ありがとうございます...」
石川ユニが厳しい口調で、尻澤エリコに忠告する。
「そんなんじゃ、この先やっていけないわよ?」
「す、すみません...」
革命活動は尻澤エリコが想像していたよりも、地獄だった。
※この物語はフィクションです、実在する人物及び団体には一切関係ありません。
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