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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百九十話 潜入 その2
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れるのだ。
尻澤エリコは師匠である案堂ユーコの救出と出世のために、紅軍連合に潜入取材する決意をした。
すでに、案堂ユーコが紅軍連合のブリドカットゾーラまさよしに殺され、山に埋めれていることも知らずに。
尻澤エリコは編集長である鈴木に渡された紙切れをもとに、ある場所へと向かっていた。
その紙切れには、革命活動を志す者達を、紅軍連合に紹介する仲介人がいる場所が記されていた。
つまり地図である。
地図に記された場所にたどり着いた尻澤エリコに待っていたのは、普通の喫茶店だった。
尻澤エリコは編集長に言われた通りに、喫茶店のマスターに、あることを告げる。
「と、とまとジュースってメニューにありますかね?」
尻澤の言葉に、マスターはすぐにため息をはいて、告げる。
「まったく、最近、君みたいなのが多くて、呆れちまうよ。なぁ、君は本当に革命活動なんかで、世の中が変わると思うかい?俺は思わん、たとえBEI軍の支配下にあっても、平和が一番だと思わんかね?ここまで俺に言われても、その意思が変わらないのなら、そこを右に曲がってそのまま、倉庫のほうに行きな」
尻澤エリコはマスターに言われた通りに、倉庫のほうに移動を開始する。
倉庫の入口の前には、パイプ椅子に座っている男がいた。
パイプ椅子に座った男が尻澤に問う。
「ご注文は?」
「と、とまとジュース...?」
「制限時間を過ぎているが、まぁいいだろう、入りな」
パイプ椅子から立ち上がった男が鍵で倉庫の扉を開ける。
扉の向こうには3人の若者がいた。
尻澤は恐るおそる、3人のうちの一人に聞く。
「君たちはもしかして、紅軍連合に参加するためにここにいるの?」
「うん、そうだけど、もしかしてアンタ、冷やかしか?」
「ち、ちがうわ!せ、潜入じゃなくって?革命活動をするために、ここに来たんだけど、なんか緊張しちゃって...?」
「ふ〜ん、なんか怪しけど、まぁ、いいや、俺の名前は加藤モトヒロ、よろしくな同志」
加藤モトヒロ、後に、トラックと刃物で大勢の死亡者を出した、『加藤無双』と呼ばれる大事件を起こす人物である。
「私は、尻澤エリコ、よろしく...!」
「尻澤?あんた面白い名前してんな、昔、絶対、『ケツ』とか、そーゆう、あだ名で呼ばれてたことあっただろ?」
「う、うるさいわね?あったらなんなのよ?つーか現在進行中よ?」
倉庫に集まった革命活動志願者4名の前に、一人の女性が現れ、皆に告げる。
「私の名前は信重フサカだ、かつて紅軍連合の前進組織、紅軍という名前の組織で、新日本国ソーリダイジンの義死田の乗った飛行機を爆破した経験がある、当然、義死田は死亡した、次は君たちが自己紹介をする番だ」
信重フサカの自己紹介に、4名のうち2名の革命活動志願者から歓声が上がる。
ジャーナリストの尻澤エリ
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