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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百八十九話 潜入 その1
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よ」
「その案堂が、最近、紅軍連合の取材に行ってたの、お前知ってた?」
「知ってますよ、もちろん、社内で噂になってましたからね」
「俺の推測が正しければ、案堂ユーコは取材先で何かのトラブルに巻き込まれたんだと思う」
「なら、どうして早くケーサツに捜索を依頼しないんですか?紅軍連合は仲間でも多数決で死刑にするような過激派テロリストですよ?」
「ケツ、よく考えてみろ、ケーサツなんかに捜索を依頼したら、案堂ユーコが紅軍連合の取材のためとはいえ、紅軍連合のメンバーであることがケーサツにバレちまう。そしたら、新聞社のブランドにも、紅軍連合への取材を許可した俺にも傷がついちまう。そんで、責任のなすりつけ合いで解雇にされるのはどこのどいつだ?俺だよ?だからケーサツには捜索依頼ができないの、おわかりか?」
「またケツって言った?とにかく、そんなの自業自得ですよ?編集長ならちゃんと社員のために責任を取るべきです?」
「でもさぁ、もし、もしだよ。もし案堂ユーコが紅軍連合のトラブルに巻き込まれて、まだ生きていると仮定してさ、ケツはさ、師匠である案堂ユーコのこと、見て見ぬふりしたままでいいの?」
「その言葉、編集長にそのまま、お返しします、あとケツって言うのやめてください?私の苗字は尻澤です?ボイスレコーダーの電源、今入れましたからね?マジで訴えるぞこの野郎?」
「ケツゥゥゥゥッ?お前、案堂ユーコの口癖、覚えてるか?」
「あんた、さっき人の話聞いてた?」
「案堂ユーコはよく言ってた、自分のことを『真実の探求者』だって、あいつはいつもそう言って、危ない取材ばっかりしてた。そう、真実の探求者を称する案堂ユーコの弟子であるお前が、このまま現実から目をそらして、師匠を見殺しにするのか?」
「つまり、案堂さんを探すために、私に紅軍連合に潜入取材しろってことですか?」
「うん、そういうこと、案堂を救出すると同時に紅軍連合の情報もゲット、つまり一石二鳥だぜ?」
「つまり、私に案堂さんとスクープのために、死ねということですね?」
「まだ死ぬと決まったわけじゃないだろうが、そもそも案堂ユーコと連絡がとれなくなった理由が、100パーセント紅軍連合のトラブルに巻き込まれたとは限らないんだぜ?それに、仮に安堂と特ダネいっしょに持って帰ってきてくれたら、ケツを副編集長にしてやってもいい?」
「う〜ん、わかりました、やります。さっき言いましたよね、ボイスレコーダーに電源入れたって、もうちゃんと録音しましたからね、あとで、なかったことにしても無駄ですよ?」
「はいはい、わかってる、わかってるって、そんじゃあ、コレあげる」
鈴木が紙切れを尻澤エリコに渡す。
「これって、地図ですか?」
「ああ、そこに案堂ユーコを紅軍連合に接触させた仲介人がいる」
「さっきの約束、ちゃんと守
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