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恋姫〜如水伝〜
三話
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る?」
「…??そのまま賊の所に向かって攻め落とせばいい話では?」
「姉者、それでは取り逃がした賊がでてしまうかもしれんだろう」
「?…??」
「春蘭は今放っておきましょ、如水。あなたの意見を聞かせて」
「相手は四千人の賊の群れだ、このまま進めば数に恐れをなして逃げる可能性もある、軍を三つに分けて三方向から攻めるのが良いかと思う、数は本陣に二千人置き。残りの六千を二つに分け、敵の砦を左右に回りこむ。そうして本陣が敵の正面から向かえば相手はただの賊だ、討伐軍が自分達より少ないと思い何も考えず突っ込んでくるだけだろう。相手が正面に気を取られている内に左右に回り込んだ部隊が同時に砦を襲うその後に前後から挟み撃ちにすると言うのはどうだ」
「その案なら左右の部隊は私と姉者が受け持つほうが良いかと」
「確かにその方が取り逃がしは少なくて済みそうね。春蘭理解した?」
「…私が右側から回り込んで秋蘭と合わせて砦に襲い掛かれば良いわけですね」
「そうだ、この戦いは我らの二人の息が合うかが決めてだ抜かるなよ姉者」
「わかっている、しかし正面は華琳さまが受け持つのでしょう大丈夫でしょうか?」
「この程度の賊に遅れを取る様に兵士達を鍛えてはいないわ。安心なさい、それに如水もいるのだから」
「そうですね、申し訳ありません。如水、華琳さまを任せるぞ」
「わかった、不肖ながら引き受けよう」
では、と言って二人が去って行った
残った二人も馬を進めながら布陣の準備をし、陣を整えると華琳が如水に馬首を並べてきて
「あなたの手並み見せてもらうとするわ」
そう言って後方に下がって行った
陣の指揮は如水に任せ華琳は後方で連絡兵を指示するようだったその方が如水の働きが見れるからだろう
華琳が笑ったのを見て如水も期待に答えるように笑った


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