ALO編ーフェアリィ・ダンス編ー
19.二と二の刀
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す!前方に大集団六十八人。これがおそらくサラマンダーの強襲部隊です!」
その言葉に耳を疑う。
六十八人!!!
蝶の谷の会談会場が見えてきた。
「さらにその向こう側に十四人、シルフ及びケットシーの会談出席者だと思います。双方が接触するまであと五十秒です!」
ユイちゃんの言葉で間に合わないことが.........
「間に合わなかったね.......ありがとう、シュウくん、キリトくん、ここまででいいよ。君たちは世界樹に行って、あたしはサクヤを助けにいくから。.......短い間だったけど楽しかった......ありがとう。.......また会えるといいね」
無理やり作った笑顔でそれだけ言い、ダイブ体勢に入ろうと翅を畳むとシュウくんとキリトくんがの不適な笑みを浮かべ言った。
「ここで逃げ出すのは性分じゃないんでね」
「決着がつくまでは諦めるきはねぇんだよ」
「えっ?」
シュウくんとキリトくんが同時に急降下し、会談の会場に突っ込んで行く。
空中に浮かぶ、サラマンダーの大部隊、会場で武器を構えるシルフとケットシーの小部隊。サラマンダーの一人が手をあげると大部隊が一斉に巨大なランスを構える。そして、手を振り下ろした瞬間、サラマンダーとシルフ、ケットシーの間に黒い影が二つ落下して行く。
「「双方、剣を引け!!」」
その場にいた皆が二人の黒衣の剣士の登場に驚く。私も地上に降りる。
「サクヤ」
「リーファ!?どうしてここに!?」
緑色の浴衣を着たシルフ領の領主、サクヤに話しかける。
「簡単には説明出来ないのよ。ただ一つ言えるのは.......あたしたちの運命はあの人たち次第ってことだわ」
私はシュウくんとキリトくんの背中をみる。
「.......何がなにやら.......」
キリトくんが大きな声を出す。
「指揮官に話がある」
サラマンダー部隊の中央部が割れ、二人のサラマンダーが姿を現す。
シュウくんとキリトくんは、上空へ飛び上がり、サラマンダー部隊に近づく。
「スプリガンとインプがこんなところで何をしている。どちらにせよ殺すには変わりないが、その度胸に免じて話だけは聞いてやろう」
キリトくんとシュウくんは、臆することなく大きな声で叫ぶ。
「俺の名はキリト」
「俺はシュウだ」
「スプリガン、インプ同盟の大使だ。この場を襲うということは、我々四種族との全面戦争を望むと解釈していいんだな?」
(......うわぁ)
絶句した。
ハッタリにも程がある。
愕然とした顔でこちらに視線を向けるサクヤとケットシーの領主、アリシャ・ルーに両手を振り、私は何も知らないとモーションをする。
「スプリガンとインプの
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