第百九話 生と死その一
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第百九話 生と死
咲は学校に来てすぐにその話を聞いてだった。
まずはほっとしてだ、その話をしたクラスメイトに言った。
「助かってよかったわね」
「ええ、何でも暫く入院しないと駄目だけれど」
そのクラスメイトは咲に話した。
「命に別状はね」
「なかったのね」
「ええ、その二年の人はね」
「それは何よりね、交通事故もね」
咲はその話について言った。
「気を付けないとね」
「私達もね、一瞬気を抜いたら」
それでというのだ。
「車に撥ねられたりしてね」
「その人みたいに」
「大怪我、最明ね」
「死ぬわね」
「そうなるから」
だからだというのだ。
「本当にね」
「気をつけないとね」
こうクラスメイトに言った。
「冗談抜きに」
「そうよね、乱暴な運転の車もあるしね」
「世の中にはね」
「そう考えたら」
「余計によね」
「注意しないとね」
「特に東京って車多いし」
人が追いだけにだ。
「お互い注意してね」
「街も歩かないとね」
「車を運転する時もそうよね」
咲は自分達の将来のことも話した。
「私達も十八になったらね」
「車の運転も出来るわね」
「やっぱり免許証位ないと」
車のというのだ。
「不便みたいだしね」
「そうなのよね、東京じゃ歩いた方が行き来しやすいところも多いけれど」
クラスメイトは東京の特徴も話した。
「歩道多いし電車だってね」
「多いしね」
「だから車なくてもね」
それでもというのだ。
「結構行き来しやすいかもだけれど」
「山の手線とか地下鉄使ったらね」
「けれどね」
それでもというのだ。
「咲っちの言う通りね」
「免許持っていてね」
「車運転出来たらね」
「楽でしょ」
「そうよね」
クラスメイトも頷いた。
「言われてみれば」
「そうでしょ」
「ええ、確かにね」
その通りという返事だった。
「本当にね」
「東京でもね」
「東京って案外狭くて」
クラスメイトはこうも言った。
「それぞれ地域性があっても」
「それぞれの区とか駅でね」
「そうだけれど」
それでもというのだ。
「やっぱり車があると」
「便利よ」
「私もそれはそう思うわ」
「それで私達が運転する時も」
自動車、それをというのだ。
「しっかりとね」
「周りを見て運転しないと」
「さもないとね」
そうしなければというのだ。
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