暁 〜小説投稿サイト〜
新オズのリンキティンク
第十幕その一
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
                第十幕  また試合を観て
 黒と黄色のチームが球場で野球をしています、リンキティンク王は一塁側の観客席に皆と一緒にいますが。
 球場の観客席全体を観てです、こう言いました。
「三塁側は相手チームの場所であるからな」
「そちらのファンの人ばかりですね」
「うむ、しかしな」 
 ボボ王子に応えて言います。
「この一塁側だけでなくな」
「外野席もバックグラウンド側もですね」
「全て満員でな」
 それでというのです。
「黒と黄色のチームのファンばかりじゃ」
「そうですよね」
「これを観るとな」
 実にという口調で言いました。
「ファンが多いチームじゃな」
「街全体がそうだと言っていいですし」
「それにじゃ」
 王様はさらに言いました。
「応援自体も凄いのう」
「熱狂的ですね」
「まさに全力でじゃ」
「応援していますね」
「もう黒と黄色でじゃ」
 チームカラーでというのです。
「一杯じゃ」
「そうした応援ですね」
「うむ、凄くてな」
 それでというのです。
「わしもついついじゃ」
「その中に入ってしまいますか」
「ここまで凄いとな」
 まさにというのです。
「そうなってしまうわ」
「確かにそうですね」
「あの、このチーム外の世界にもあってです」
 ナターシャが言ってきました。
「球場もこの街じゃないですが」
「そのままありまして」
 恵梨香も言います。
「応援もこんな風なんですよ」
「球場が揺れてますけれど」 
 ジョージはこのことも言いました。
「いつもこうなるんです」
「兎に角人気があるチームで」
 カルロスも言います。
「外の世界でもこうです」
「僕達も皆好きです」
 神宝は自分達のことをお話しました。
「観ていると自然と好きになるチームですね」
「そうじゃな、華があってじゃ」
 リンキティンク王は五人に応えて言いました。
「何があっても絵になるのう」
「そうですよね」
「そこもいいんですよね」
「兎に角華があって」
「絵になって」
「ユニフォームも旗もいいですよね」
「うん、こんな魅力的なチームはないよ」
 魔法使いが観てもでした。
「素晴らしい華があるよ」
「魔法使いさんもそう思われますね」
「他にも野球チームがあってです」
「他のジャンルのスポーツもありますが」
「このチームは別格ですね」
「華があって絵になりますね」
「うん、今負けているけれど」
 スコアボードを観れば一点差でそうなっています。
「それでもね」
「不思議とです」
「華を感じてです」
「絵になります」
「それで応援したくなるんですよね」
「それも心から」
「そうだね」
 魔法使いはナターシャ達五人に笑顔で応えま
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ