◇初の戦闘
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うに普通の人間達が聞いたら首を振ることを言い出した。
「だから普通に跳んだ斬り落とすだけだけど?」
「「…………………」」
「「あんな所まで飛べるんだ〜〜」」
黙る忍とノエル。純粋に驚くすずかとファリン。
「……届くのですか?」
「ん?まぁな。普通にビルの屋上くらいまでなら跳べるぞ」
ノエルの疑問もさらに突拍子もない答えに言葉を失う。
「んじゃああいつを倒したら説明する。それでいいか?」
「えぇ」
一護は空から霊力の弾幕を放つ虚へ向かって跳躍。四人に当たる霊弾は一護が刀を振るった時に発生する剣圧で相殺される。
翼を広げ回避行動を取ろうとする虚だが、少しばかり遅かった。
さっきの虚と戦っている時に逃げ出していれば死ぬことは無かっただろう。
刀を上段で構えた一護は虚を脳天から股下までを一気に真っ二つにした。
霊子になって消えていく虚。
一護は背中の鞘を外して刀を納める。
「無事か?あんた達」
一護は地面に着地して四人に歩み寄る。
四人は現実離れした先の光景に言葉を失っていたが、一護に声を掛けられた事で意識を取り戻す。
「え、えぇ。てっそうじゃないわよ!!何よ今の化物は!?君は何なの!?」
ガオーッと吼える忍はさておいてノエルとファリンとすずかがお礼を言ってくる。
「あの………助けていただきましてありがとうございました」
「あ、あの!!私達が不甲斐ないばっかりに!!ご、ごめんなさい!!」
「たすけてくれて……その……ありがとう」
「いや。そもそも虚に対抗出来ないのが普通何だからよ」
「そう!!それよ!!君、その虚って奴の事を教えてもらうわよ!!」
一護に掴みかかって来る忍。本来なら霊体である一護に触れることは出来ないが、虚が視認できたということは一定以上の霊力を持っているということになる。
つまりどういう事かと言うと………ガクガクと胸ぐらを掴まれ頭がシェイクされる。
「わわわわ、分かった!!分かったから少し落ち着けぇ!!!!」
夜の月村邸に一護の悲鳴が響き渡った。
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