第二十八話 古代の神々その一
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第二十八話 古代の神々
階はピラミッドの中の様になっていた、その為トラップも多く芥川は一行の先頭に立ってそれを探りながら言った。
「この階もな」
「トラップ多いか」
「そやからな」
シェリルに対して話した。
「前以てや」
「罠解除してくか」
「これも忍者の仕事や」
自分の職業のことも話した。
「そやからな」
「まずは術を使って」
「それで階全体のトラップをやな」
「解除するわ、普通罠の発見や解除は目の前のもんしか出来んが」
それでもというのだ。
「星のモン位になるとな」
「その階全体の罠を入り口で察することが出来るな」
「何処にどんな罠があるかな」
そうしたことまでというのだ。
「わかる、そしてな」
「階全体の罠の解除もやな」
「出来るわ」
そうだというのだ。
「特にシーフ系の職業やとな」
「それが特に出来るな」
「ああ、それで忍者もや」
「シーフ系の職業やしな」
「出来るで、忍者は何か」
芥川は職業自体の話もした。
「言うならスパイや」
「そやねんな、これが」
リーも言ってきた。
「要するにな」
「隠れてな」
「工作をするな」
「情報収集に破壊工作に暗殺ってな」
「スパイの仕事するな」
「それで潜入の際鍵を外したりもする」
「まさにシーフ系や」
リーは深い顔で述べた。
「素早くて隠れるのが上手でな」
「様々な道具も使うしな」
「シーフ系職業の中でもな」
「かなりな」
「シーフ寄りやな」
「それでや」
そうした職業だからだというのだ。
「罠の発見と解除もな」
「お手のものやな」
「そや、ただシーフ系でもな」
この職業でもというのだ。
「やっぱりこうしたのが一番上手なんは」
「シーフやな」
「そや」
まさにというのだ。
「言うまでもなくな」
「星のモンでもやしな」
施も言ってきた。
「罠の発見とか解除はな」
「シーフが一番やな」
「もう何でもな」
罠ならというのだ。
「任せておけや」
「そや、それで僕もな」
芥川はここでこう言った。
「同じレベルやとシーフにはや」
「そうしたことは劣るな」
「そうなるわ」
こう言うのだった。
「ほんまな」
「そういうことやな」
「しかしこの中ではや」
自分を含めた十人のというのだ。
「何と言ってもな」
「こうしたことは自分や」
トウェインもそれはと答えた。
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