転移する一護
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投力であり、走力。君は身体能力の全てを飛躍的に上昇させる代償として霊圧を棄てたのだ。私と霊圧同士で戦う事を諦めたが故に」藍染は笑う。
「だが、絶望するが良い。教えよう……その頼みの綱の膂力ですらこの私のそれには遠く及ばないという事を」
藍染は畳んでいた翼を開ける。その光景に一護は目を細める。
「―――……何だ……?」
次の瞬間藍染が消えた。それに一瞬で対応する一護。
後方に移動した藍染が横に刀を振るう。それを一護も刀をぶつける事で横へ弾く。
ボッ!!!!
二人の横にあった巨大な山がただの剣圧で消し飛んだ。
その光景に藍染ですら驚きを隠せない。が、一護は相変わらず感情を出さない。それを驚きで呆然としていると思う藍染。
「……良く躱した。だが驚いているのだろう、刀の一振りで地形が変わる。それが今の私の力だ……正直私も自身の能力がここまで上昇しているとは思っていなかった。嬉しいよ黒崎一護。君のお陰で虚も死神も超越したこの力を、私も存分に試す事ができる」
一護に突っ込む藍染。それを横に一護は弾き、弾く度に山が、大地が消滅する。
「はっ」
鍔迫り合いに持ち込む二人。
「………奇しくも我々は右腕と斬魄刀が融合するという似通った姿に進化の帰着を見出だした様だ。もしかするとこの姿こそが斬魄刀の本来の姿なのかも知れんな………だが今の斬撃の応酬で判った。やはり君と私の進化は次元を異にしている。私がその気になれば、君の刀は一振りで破片となる!」
そう言って藍染は刀を振るう。
が、一護は何と!左掌で軽々と藍染の刀を受け止めてしまった。
その藍染の刀の威力に一護の後ろの大地が衝撃に耐えきれず吹き飛ぶが、一護自身には全くのダメージも無い。
「………馬鹿な」
そのあまりにも理解し難い光景に動きを止める藍染。それも仕方無いだろう。必殺と思っていた斬撃は、雑魚と思っていた一護に簡単に受け止められたのだから。
「(躱したのなら解る。いや…本来なら躱せる速度ですら無い筈だが、それでも躱したというならまだ解る。だが“受け止めた”!?この私の一撃を―――)」
「何を驚いてんだ?」
突如発した一護の言葉に反応する藍染。
「俺があんたの刀を受け止めた事がそんなに信じられねぇか?怖いか?自分の前で自分の理解できねぇ事が起こるのが」
そこまで言った瞬間。藍染は後方に距離を取る。
「勝ち誇った様な口を利くなよ………今のは君の膂力が瞬間的に私を上回っただけのこと。ならばそんな奇跡など起こらぬよう、鬼道で微塵に押し潰すだけだ!!」
そう叫んだ藍染は人差し指を天へと向け、鬼道の詠唱へ入る。
「『滲み出す混濁の紋章 不遜なる狂気の器 沸き上がり・否定し・痺れ・瞬き
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